安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

漢方薬パワー

緊急事態宣言以降、スポーツジムは休んでいます。

運動不足にならないようにウオーキングなど、運動を心がけていましたが、暑さが厳しくなってからは好きな時間に歩けなくなり、早朝5時半に起きて、涼しくて歩ける日は1時間くらい日陰を選んで歩くようにしています。

しかしこのところドアを開けた途端蒸し暑くて、慌てて部屋に戻る日が続いています。

 

そんな日は、FMラジオを聴きながら、ストレッチと筋トレ、それに自彊術(ジキョウジュツ)体操を1時間半くらいやります。

朝6時からの『古楽の楽しみ』という番組で、バッハやそれ以前の作曲者の曲を楽しみながら、ゆったりと身体をほぐしていく幸せなひと時です。

朝ごはん作りに追われていた頃には夢にも思わなかった、自由な老人の楽しみの一つです。

 

身体の不調に悩んでいた数か月前の自分が嘘のように、暑さにも負けず、健康を楽しんでいます。

 

私は話し声が大きいので、ほかの人から元気だと思われるのですが、意外と体力がなく、疲れやすかったり、肩こりや頭痛など、病名のつかない身体の不調を感じることが多く、以前から健康には気を使っていました。

中年以降は気功やヨガを習ったり、数年前からは自彊術体操を習い、近所にスポーツジムができれば早速入会しました。

 

しかし、70歳になる少し前から、いつも風邪をひいているような感じが抜けず、まるで風邪の菌が身体に住み着いているようで、その菌が2週間に一回暴れ出し、必ず胃腸炎になって下痢をするというパターンを繰り返すようになりました。

夜の外出もやめ、飲酒もせず、食事や健康にも気を使っていたつもりですが、一向に改善しませんでした。

 

風邪っぽいと言ってもほとんど熱は出ません。

むしろ私は若い頃から低体温で、平熱が35度4分くらいしかありませんでした。

腸炎の下痢も1日2日で治るのですが、やっと治ったかと思うとまた軽い頭痛が始まり、寝ている間も頭痛が続き、首や肩が凝ってきます。

時々寒気がして、湯船につかっている時にもゾワッとしたり、また、たいして湯船に浸かっていないのに、お風呂から上がると、湯あたりしたようにグッタリだるくなってしまうのです。ジムのお風呂では特にそうでした。

 

そんな風邪気味のような状態が数日続くと、急に食欲がなくなってきて食べると胃にもたれるようになり、そうなると急に胃が痛くなって下痢をするのです。

いつもこのパターンで、それが2週間に一遍くらい繰り返される状態が2年以上続いていました。

 

この間、何度も内科を受診し、血液検査をしたり、頭のMRIを撮ったり、胃カメラ、大腸カメラなど、できる検査はしたのですが、特に異常はないのです。

 

急に胃腸が痛くなった時に、たまたま飲んだ市販の漢方薬柴胡桂枝湯がよく効きいて、胃のむかむかがすぐに収まり、何とか下痢も免れました。

お医者さんで頂いた数種類の胃腸薬を飲むより、私にはこの漢方薬が効いたので、早速その事を内科の先生にお話しするとツムラの10番柴胡桂枝湯を処方してくださいました。

 

何しろ調子悪いなあと感じ出すと、いつ急に胃腸の調子が崩れるかわからないので、バッグの中には下痢止めと柴胡桂枝湯を常に持ち歩いていました。

 

昨年末のコンサートの前には珍しく熱まで出て、せっかく1年近くみんなと練習してきた合唱に参加できず、本当に残念で悔しい思いをしました。

つばも飲み込めないくらいのどが痛くて、合唱に参加できない旨を歌の大前先生に連絡しました。

先生はプロの歌手ですから、のどのケア―についてもよくご存じです。すぐにツムラの109番、小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)という漢方を勧めてくださいました。

 

もちろんのどが痛くなってすぐ耳鼻科に行き、うがい薬やトローチや飲み薬を頂き飲んでいたのですが、あまり効いた感じがなかったので、微熱を押してまた病院へ行き、失礼を承知でお願いしてみました。

 

耳鼻咽喉科の先生にお話しすると、「あまり効かないかもしれないよ」と乗り気ではありません。しかし私は胃腸の漢方が効いた経験があったので、「プロの歌手の先生のおすすめだから、一度試してみたいのです」と治りたい一心でお願いして処方してもらいました。

 

一週間分処方してくださったのですが、その漢方を飲んだあと、すぐにのどが少し楽になるのを感じ、結局二日分飲んだだけで、喉の痛みはなくなりました。

 

今年になって初めての2月の個人レッスンで、大前先生に昨年末の合唱欠席のお詫びをして、お薬のお礼を申し上げ、ついでに私の身体の不調についてお話したところ、先生が健康維持のために飲んでいる漢方薬を勧めてくださり、更にご親切にも、そのお薬を実際に飲ませてくださったのです。

 

湯呑に入った温かいお薬がのどに気持ちよく、飲んだとたん、足の先までさっと温かさが走り、身体が喜ぶのを感じました。

嘘や誇張ではありません。

私は何年もずっと自分の身体をケアーしてきたので、敏感になっているところがあるのです。

『これはいいです。身体が喜んでいます。』と先生に感謝して、薬の名前をうかがって早速取り寄せました。

松寿仙(ショウジュセン)と言う液体の薬をぬるま湯でうすめて、紫華栄(シカロン)という顆粒の薬を一袋一緒に飲むのです。

 

漢方の薬剤師さんに相談して、当面朝晩2回その2種類の薬を飲むことにして、2月の22日から飲み始めました。

 

私は内科の先生に見せるために、自分の身体の状態をずっとノートに書いていましたが、そのノートを見ると、飲み始めた次の日から体温が36.3度になりました。

飲み始めて5日後の2月27日あたりから不調を感じない日がぽつぽつ出てきましたが、その後も3月4月5月くらいまでは相変わらず具合が悪くなったり下痢したりを繰り返していました。

しかしそんな調子でも体温だけは常に36度を下回りませんでしたから、私は絶対にこの薬で免疫力がアップしているとのだ信じることができ、薬の服用を続けられたのです。

 

漢方薬の効果がかなりはっきり表れてきたのは、6月過ぎからです。

7月からはほとんど身体の不調を感じなくなりましたので、薬を1日一回に減らして、現在に至っています。

 

私は子供のころから胃が弱く、すぐに胃が痛くなったり、調子が悪くなるのですが、今は全くそんなことを忘れる日が続いています。

排便も毎日快調です。

 

考えて見れば、ちょうどコロナの第一波が始まる頃にこの漢方薬と出会いました。

もし以前のように身体の不調を抱えたまま、コロナと向き合わなくてはならなかったら、どんなに不安だったでしょう。

ちょっと風邪気味でも熱っぽくても『コロナかしら?』と心配になる今この時期、その心配をしなくて済むだけでも安心していられます。

それに不安でも、PCR検査はすぐに受けられませんから、よけい心配が続いてつらかったと思います。

 

現在私は毎日松寿仙と紫華栄、それにユーグレナを飲んでいるので、毎月薬代が厳しいのですが、健康が一番ですから止められません。

このコロナの時期に、松寿仙と紫華栄という漢方薬に出会えて元気になれたことに心から感謝です。

 

もし今健康に不安を抱えていらっしゃるなら、そして私のようにいろいろ検査してみたけれど、特に原因が見つからないというのであれば、漢方薬をお試しになってみてはいかがでしょうか。

もちろん薬は体質に合う合わないもあるでしょうし、今飲まれている薬があれば、その薬との相性もあるでしょうから、漢方の薬剤師さんにきちんと相談してください。漢方薬局には相談窓口があるはずです。

 

漢方薬に特に興味があったわけではないのですが、この年になって急にご縁ができ、漢方薬のパワーを知りました。

私が先生にご紹介いただいて救われたように、私と同じような悩みを抱えていらっしゃる方のお役に立てたら幸いです。

 

ちなみに、私は知らなかったのですが、この漢方薬は知る人ぞ知るで、昔から結構有名な健康薬なのだそうです。

私の知人で飲んでいる方がいて、先日教えてくださいました。

 

 

 

               北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿