安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

『小さな奇跡』を有難う

先日、無事、歌の発表会が終わりホッとしています。
発表会は今回で3回目ですが、日程が決まった途端、いつも気が重くなります。
その原因の第一は健康のこと。65歳を過ぎてから免疫力が下がったのか、風邪を引きやすくなりました。
体調がよくなければいい声は出ません。
下手は下手なりに、ベストの状態で歌いたいのです。
風邪を引いたらアウトですから、ひと月くらい前からハラハラドキドキです。
あまり出歩かず、常にマスク着用で、用心に用心を重ねていました。


それなのに、発表会まであと一週間というリハーサルの日の夜に風邪を引いてしまいました。
翌日のどが痛くて、すぐに病院に行きたかったのですが、かかりつけの病院は休み。
以前いただいた抗生剤の残りを飲み、うがい薬で何度もうがいをし、次の日朝一で病院へ。


2日ほどでのどの痛みも治まり、微熱は有りましたが咳もそう酷くはなく、やれやれでしたが、今度は胃腸の調子が悪くなり、3日間ひどい下痢です。


発表会の当日、やっとお腹の調子が何とか持ち直したのですが、あいにくの冷たい雨。


早く起きて準備をしたのに、家を出たのがぎりぎり。
駅に行くには開かずの踏切を通らなければなりません。
衣装の入ったバッグを抱え、小走りになりながら神様に祈り、ホ・オポノポノでクリーニングしながら、何とか踏切を通過し、遅刻せずに会場にたどり着きました。


衣装に着替え、トイレに行ったりしている内に、ネックレスに付いていた大きな飾りが無くなっていました。歩いたところを戻って探してみても見つかりません。
諦めて舞台のソデに移動して、飾りが無くなったことを友人に話していたら、偶然にも先生が見付けて拾っていて下さったのです。


出番を待っていた方の1人がゼムクリップを持っていて、それでネックレスに留めて下さいました。
そんな時にゼムクリップを持っていたなんて、それだけでも不思議!


ネックレスが短めだったので、ゼムクリップのお蔭でちょうどいい位置に飾りが来て、前よりいい感じになりました。


次が私の番になり、緊張したせいか、急にひどくせき込み、恐れていた痰も絡み始めました。
友人が水なしで飲める痰切薬をくださったり、先生がのど飴を下さり、ギリギリまでなめていなさいと、飴を吐き出す袋まで下さって、本当に感謝、感謝です。


バタバタしましたが、本番では皆様のお蔭で、多少咳払いはしたものの、声が裏返ることもなく、咳が出る事もなく、無事歌い切りました。


終わりの時間が遅くなり、打ち上げの会場の予約時間に大幅に遅れそうになりましたが、幸運にもタクシーが2台続けてきて、全員、何とか時間通りに着くことができました。


今回は、先生を始めお仲間の皆様の有り難さを身に染みて感じることができたり、危うくなっては何とか救われるという幸運を何度も味わいました。


この幸運を、普通の人は単なるラッキーな偶然だと思って忘れてしまうのでしょうが、私には本当に有り難い『小さな奇跡』でした。


風邪を引いたのが発表会の5日前だったら、私は歌えなかったと思います。
また、咳がいつもの風邪引きの時のようにもっと酷かったら、いつもの風邪みたいにもっと痰が絡んだら、私は歌えませんでした。
舞台に立てたとしても、舞台のソデでのせき込みを思えば、無事で済んだとは思えません。
それを思うと、『小さな奇跡』と呼びたいほどの、本当に有り難い幸運だったと思います。


神様がお力を貸して下さったに違いありません。
ギリギリのところでサッと救いの手を差し伸べて下さるのが、神様のいつものなさり方なのです。


神様がいるなら最初から、風邪などひかさなければいいじゃないか、時間に遅れそうにさせなければいいじゃないか、ネックレスから飾りを外さなきゃいいじゃないかとおっしゃりたい気持ちはわかります。
しかし、マイナスの状況を経験しなければ、プラスに変化した時の喜びは味わえないのです。


今回は、何度も『小さな奇跡』を経験させていただき、心からの喜びと心からの感謝を味わう事が出来て、本当に幸せでした。
また神様と出会えた気がします。


それにしてもプロの歌手や演奏家の方々のご苦労は大変なものでしょうね。
心から、皆様方のご健康とご活躍をお祈りいたします。




       北千住のスピリチュアルな占い師     安 寿