安寿の小径

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総裁選の三候補を占う

自民党総裁選がありますが、もう派閥の力でほぼ菅さんに決まっているようですね。

自民党には愛想をつかしていますので、党内の総裁だったら興味がありませんが、日本の国の総理大臣になる人なので、少しは苦しんでいる国民に目を向けていただき、税金や権力を私利私欲の満足に使わない方になってもらいたいです。

 

まあ今回はダメでも、来年の任期満了後、国民の意思を多少なりとも反映した総理が誕生する可能性がゼロではないので、今回の菅さん、石破さん、岸田さんの宿命と運勢を見てみました。

そしたらまあ、びっくり!九星気学で見ると、三人とも同じ七赤金星なのです。

今年の七赤金星は、この9年間の総決算の年に当たります。自分の行いや努力、今まで尽力してきたものに一つの答えがでる年です。

だから人によってはいい年ともなり、悪い年ともなり、何も変化なしという人もいるでしょう。

 

じゃあ、総理大臣になったら神様から今までの苦労を認めてもらったことになるんでしょうか?

そう、事は単純ではありません。

なぜなら、七赤金星の人は来年、凶神が巡り、試練の年となりそうで、何らかのご苦労が予想されるからです。

お三方の運勢を考えなくても、コロナ、オリンピック、パラリンピック、経済問題と来年は本当に大変な年になりそうです。

どなたが総理になっても、「大変な時に総理になってしまいましたね」と言う感じです。

こんな時の総理大臣候補が、皆同じ凶神廻りの星の人たちだなんて、本当に天の御業はこの国の避けられない試練を物語っているようで、怖いです。

 

この難局を乗り切るには、この国を何とかしたいという熱い思いと、行動を支えるエネルギッシュな人が望まれます。

ちなみに今回のご三方は、皆さん政治家の星を持っていません。だから政治家には向いていないというのではなくて、いわゆる政治家らしからぬ方たちという事です。政治家らしからぬからよい事もあり、悪いこともあるという事です。

 

早速それぞれの宿命の星を見ていきましょう。

岸田さんは出世を目指すサラリーマンのよう。腰が低く協調性がありますが、失敗を恐れて、思い切ったことをやるのに躊躇する、責任を取りたくない官僚タイプでしょうか?最後まで押し通し切れない甘さがあります。他人の目を気にするええかっこしいでしょう。

トップと言うよりも、それを支える補佐役ですかね。

 

菅さんは企画やアイディアをだす参謀的存在ですが、トップと言うより裏方的存在です。ところが今年は名誉運が廻っているので、トップになってしまうかもしれません。

今まさに180度人生がかわるという暗示のある大きな運勢の流れの中にいるので、その大転換の年が今年なのでしょうか。

 

菅さんの宿命は冬生まれの草です。水が多く、養分を得る土は凍土か冬山。なかなか厳しい環境で苦労なさっていますね。この宿命を温めて花を咲かせるには何よりも太陽が必要です。実生活の中での太陽は情熱を持つことです。

政治家になるという情熱をもって今まで来られたのでしょうから、今度は日本国民を救うという情熱に変えて頑張ってほしいと思います。でもね、もりかけさくら問題は不問にし、減税もしないと言ってるようじゃだめですね。

冬山の苔のように粘り強い所はいいのですが、根を張ることが難しいという事は、立っているのが大変という事。

つまり足下が揺らぎやすいということ。各派閥のオオダヌキたちは、彼のそこをねらって、自分たちの御しやすい存在として彼を押しているんじゃないですかね。

総理になった喜びは瞬時に消え、派閥のせめぎ合いに悩むマリオネットにならないよう気を付けてください。

 

占い的に興味深いのが石破さんです。

面食いの私は、それに江戸っ子で気の短い私は、ねちっこい感じの石破さんが苦手でした。

少し右寄りなところにも警戒感を捨てきれません。

ですが今回占ってみて、この人案外いいかもと思いました。

 

石破さんの外見からは想像もできないような純な星があるのです。

学者や研究者や芸術家、専門家にはぴったりな星ですが、政治家には純すぎて大変でしょう。

 

3人の内で一番スタミナがあり、政治家には珍しい純粋で一途な人。

彼にはエネルギーとパッションがある。それが今まで彼が政治を続けてこられた理由でしょう。

 

優しい人ですが、内面では好き嫌いが激しい人です。利害損得よりも、自分の気持ちが一番。

うまく立ち回りたくない、おべんちゃらも言いたくない、よいしょもしたくない。これは彼のプライドがそうさせるというよりは、彼の純粋な気持ちがそういうものを嫌わせるのだと思います。

だから議員仲間では異色なのではないでしょうか。議員仲間に人気が出ないわけです。

ひたすら自分の理想に向かってめげずに体当たりして頑張っている感じ。

とっても粘り強い人。悪く言うとしつこい。菅さんはじっと寒さに耐える粘り強さ。石破さんはコンコンと湧き出るエネルギーが退くことを許さない粘り強さです。

協調性がイマイチなので、彼は仲間と一緒に何かをするというより、本来単独行動が好きなのではないでしょうか。

そこが政治家として弱いところかもしれません。

 

彼は私利私欲で権力や税金を使う人ではないと思いますが、本当に権力を握った時、自分の考えに固執して暴走する危険はあります。

彼を支え、時にはストップをかける、よいブレーンが必要でしょう。

類は友を呼ぶですから、彼の周りに集まる人は打算や損得勘定ではなく、彼の熱い気持ちに打たれて集まってくるのだと思いたいです。

激動の60歳代を経て、70歳位から政治家として花を咲かせていくのではないですかね。

 

来年七赤暗剣殺の年に天が為政者に求めるのは滅私奉公です。

凶神の禍を避けるには、我欲を徹底的に捨てて、公に尽くすことしかありません。

来年、石破さんも180度転換の年になります。もしかしたら天は石破さんに白羽の矢を射るのかもしれません。

 

全面的に彼を信頼しているわけではありませんが、でもこの国難の時期、一度は石破さんに日本の政治を任せてみたい気になりました。

 

 

 

                      北千住のスピリチュアルな占い師  安 寿