自民党総裁選挙が終わり、石破政権が動き出しました。
安倍政権の流れを引き継ぐ高市氏が落選してアンチ・安倍派の私としてはホッとしましたが、少しは期待していた石破さんの組閣人事を見てまずガックリ、その後の言動にさらに落胆しています。
自民党の裏金問題も大幅にトーンダウン。
10月6日付の赤旗日曜版トップに、「自らが代表だった石破派(水月会、9月に解散)が「水月会セミナー」の収入を2021年までの6年間で計140万円分、不記載にしていたことが編集部の調べで判明しました。」とスクープ記事がありました。
石破さんもやはり「同じ穴の狢」でした。
統一教会の問題に関しては、総裁選前のあるテレビ番組に他の候補者8人と生出演し、「教団との関係について何らかの再調査を行う方は挙手を」と質問された際、他の候補者同様、挙手しなかったので、やはり期待できません。
統一教会の問題では、新内閣の閣僚の内8名が統一教会と接点を持っており、石破さん自身も会合に出席したり講演したりしているというのです。
中でも国家公安委員長坂井氏が選挙で統一教会の人たちにボランティアをしてもらっていたというのは軽視できない問題です。
そんな人に国家の機密を守り、国民の安全安心を守る国家公安委員長を任せても大丈夫なのでしょうか?
石破政権に対するもう一つの大きな懸念は、アジアにNATOのような相互防衛組織を作り、核戦略もいとわないという考え方で、とても心配です。
世界中の国が身を守るためには核に頼るしかないのでしょうか?
イスラエルにしてもロシアにしても、いったいどれだけの一般国民が他国への侵略
を望んでいるというのでしょうか?
第二次世界大戦の時の日本にしても、一握りの政治家や軍人が戦争を望み、情報統制し、国民から自由を奪い扇動して、国民を戦争に駆り立てて行ったのです。
戦争では、相手の国も自分の国も、罪のない国民が一番大きな犠牲を払わされたのではないですか。
戦争で、一般国人が何か得した事はありましたか?
一部の軍需産業が潤っただけですよね。
戦争は誰のため?
少なくとも、一般国民は平和を強く望んでいます。殺されたくないし、殺したくありません。
軍需産業や大企業の資本家、国民を自分の利益やプーチンのように自分の野望のために動かしたがる一部の政治家のためじゃないかと思うのです。
アジアと手を組むなら、相互扶助の精神による技術支援や経済協力や災害支援で支え合ってほしいです。
ウクライナに対するNATOの動きを見ていても、各国は皆戦争に巻き込まれるのを避けています。
当然のことです。
戦争をいとわないのは、軍需産業とそのお金で潤う大国の大企業や政治家だけでしょう。
アジアのまだ余裕のない国々が、たとえ核武装しても軍事で協力し合えるとは思えません。
いくら正義であっても、私はよその国のために息子や孫を差し出したくありませんし、日本が攻撃されるのもゴメンです。
覇権主義的な大国に対抗するには一国では無理で、そのためにはアジアの国々が手を組んで、侵略国に経済制裁を加えるとか、何か外交的な圧力を加える事しかないと思います。
そういう意味なら、アジアの国々と手を組む必要が大いにあると思うのです。
世界の様々な国の内政に干渉してきたのです。
そんな国に、日本が守ってもらえると思うのはおめでたいです。
アメリカは、中国やロシアににらみを効かせるために、日本に米軍基地を置いているのです。
日本を守るためなどではなく、いざとなったら日本人を戦力として使いたいのです。
どうしてそれが自民党や一部野党、その支持者の人々には分からないのでしょうか。
分かっていても支持しているのでしょうか。
その軍事基地に日本国民の血税を注ぎ込みつづけ、沖縄住民の総意を無視して沖縄の美しい海を、戦火で亡くなった方々の遺骨が眠る海を汚し、考えるたびに本当に怒りがこみ上げてきます。
日本はアメリカ依存を脱して主権を取り戻し、アジアの国々と手を組み、平和的に自国を守っていくべきです。
その日米地位協定についても、総裁選前の石破さんは「見直し」と言ってましたが、総裁選後は、どうも平等にするために「見直す」のではない感じになっています。
いろいろ述べてきましたが、要するに、自民党は総裁が変わってもほとんど変わらず、浄化は期待できないという事。
野党にしても、野田立憲民主党に新たな期待はもてません。
なぜなら、野田さんの言ってることが、自民党とあまり変わらないし、政権を担えるほどの力量があるとも思えません。
総選挙の結果がどうあれ、悲しいかな、この先の日本の政治にほとんど期待が持てません。
革新勢力が強かったあの頃の自民党は、ここまで国民を軽視していなかったし、バラマキ都政と言われても、やっぱり社共の推した美濃部都知事は、福祉都政の基盤をしっかり築いてくださいました。
彼が都庁を去る時は、紙吹雪で都の職員に見送られていましたね。
その後の都政で、福祉はだいぶ後退してしまいましたが、それでも東京の福祉が他の道府県より進んでいるのは、あの時のお蔭だと思います。
どこを見ても望ましい状況は見えてこず、この先の総選挙、どうなるのでしょうか?
でも、諦めたら終わり!理想にしがみついて、希望は捨てず、少しでも良い選択をしていかなければなりません。
占いでも、今は変革の時代と出ています。
破壊と創造の時代です。
その後に来るのは精神の時代です。
そこに望みをつないで、今は一歩一歩、粘り強く少しずつ周囲を変えていきましょう。
とりあえずは、しっかり政治を見守っていきましょう。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿