安寿の小径

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総裁選挙

自民党の総裁選挙が連日ニュースで取り上げられていますが、誰がいつ立候補するのかという事ばかりに報道が偏っていて、立候補しそうな政治家が、それぞれどんな国にしようと考えているのか、よく分かりません。

 

私たちが選挙するわけではないのですが、やはりどの人が今後日本のリーダーになるのか、大いに気になります。

 

候補者の皆さん一様に「自民党を変えていかなければならない」とおっしゃいますが、具体的にどう変えるつもりなのか、ほとんど伝わって来ません。

今までの各候補の言動を探っていくしかありません。

 

若い候補者に希望を持たれる方がいらっしゃいますが、若ければ自民党を刷新してくれるかというとそうはならないでしょう。

 

若手で人気のある小泉さんも小林さんも自民党の先輩たちの後に続いて、靖国神社に参拝してます。

政治家が政治家として参拝すれば政教分離をうたう憲法に違反します。

以前は、政治家としてなのか、私人としてなのか、玉ぐし料は政治家個人のポケットマネーからなのかどうか、マスコミでも厳しく目を光らせていましたが、最近ではそんなことを問題視する報道はなく、政治家や自衛官まで、大挙して参拝しています。

高市早苗さんは靖国神社の前で、公用車から降りてきたように見えました。

細かい事ですが、「税金を使うな、タクシーで行け!国民なめるな!」と叫びたくなります。

 

たとえ私人としてだとしても終戦記念日靖国神社を参拝する政治家は、日本の平和憲法を大切にする人には思えません。

 

終戦記念日は戦争の犠牲者全員に祈りをささげ、日本が侵略した国々にお詫びをし、二度と戦争はしないと誓う日なのだと思うのです。

それなのに戦犯の眠る靖国神社に政治家が大勢参拝して中国や朝鮮半島の人たちにわざわざ嫌な思いをさせる必要があるのでしょうか?

 

そんな政治家に日本の平和が守れるとは思えません。

 

現に沖縄県民の思いを踏みにじって辺野古に莫大な費用を投じて米軍基地をつくろうとし、

それだけではなく更に沖縄県浦添市に、米軍那覇港湾施設の返還を叶える名目で代替の軍港が建設されようとしているのです。

 

沖縄県民の思いは明らかに踏みにじられ、沖縄の美しい海はまたしても破壊されようとしています。

そしてその莫大な費用はすべて日本国民の負担です。

 

エネルギー政策も問題です。

福島の原発事故で、どれだけの人が犠牲になり、その後始末がどれだけ大変か、使用済み核燃料の最終処分場も決まらず、事故の時に発生したデブリを取り出すのが、どれだけ危険で困難で時間と費用がかかるものなのか、仮に取り出せたとしても、それをどう始末するのか、なにも見えていません。

それなのに、岸田政権は「原発を最大限活用」と原発に再び依存しようとしています。

 

南海トラフ地震が危ぶまれていて、事故の危険性や原発の再稼働に向けた原発コストの高騰など、いまや発電施設の中で原発が一番コスト高になると言われているのに、まだ日本政府は原発依存です。

その危険性とコストが電気料金など、全て国民の負担の上に成り立っています。

 

それだけではありません、原発事故による風評被害や、中国の日本の海産物輸入禁止など、経済的なマイナス面も無視できません。

 

政治資金の不透明さ、統一教会の問題、エネルギー問題、少子高齢化問題、本当に今の日本は厳しい状況です。

 

日本のリーダーに望むことの第一は平和憲法を守り、対米追従をやめ、日本の主権を確立し、日米安保の不平等を対等にし、沖縄を始めとする米軍基地を減らし、米軍基地にかかる費用の全面的負担をやめること。

これだけでもずいぶん日本は財政的に助かると思います。

日本の負担金は過去5年間で年平均2110億円ですからね。

 

第二番目は危険で高額な費用がかかる原発依存をやめ自然エネルギー開発に力を入れること。

 

この他食物自給率の向上などいろいろありますが、日本の将来を考える時、最低この二つは外せません。

 

この二つを実現してくれそうな候補者は残念ながら見当たらないのですが、日本の民主主義が露骨に踏みにじられ始めた第二次安倍政権の時に、一番抵抗したのが石破さんでしたから、消去法で石破さんを応援したいと思います。

 

どうなるのか、日本の今後を決める人がもうすぐ決まります。

 

 

           北千住のスピリチュアルな占い師  安 寿