東京でも猛暑が続いています。
クーラーを切りたくても、断熱材を使っていない古い家では夜中も暑くて、クーラーを止められず、連日24時間フル回転です。
電気代も心配ですが、健康や命に関わるので仕方ありません。
8月4日の東京新聞に「『平和』世論調査の詳報」が載っていました。
それによると「専守防衛」の「厳守」を望む人が68%でひとまず安心しましたが、その詳細を見ていくと、心配な部分もあります。
日米同盟の在り方についての質問で、
今よりも同盟関係を強化すべきだ 30%
今の同盟関係のままでよい 60%
あわせて90%です。
そして政府が、台湾有事を念頭に「沖縄県や鹿児島県に連なる西南諸島への自衛隊配備を拡大する『西南シフト』を進めています。あなたはこの方針に賛成ですか、反対ですか。」
という質問には、賛成76% 反対22%
です。
台湾防衛に対しては
外交努力や経済制裁など非軍事の手段で対応する 54%
米軍に対して補給や輸送といった後方支援をする 33%
中国との戦争が始まったら、アメリカが日本に求めるのは外交努力や後方支援ではありません。
アメリカは米軍の負担を軽くするために、同盟国である日本にも参戦を迫るに違いありません。
日本政府が今、台湾有事を口実に、日米同盟を強化し、アメリカの要望通り軍事費を増やし、軍需産業を育てるため海外に武器を輸出しようとしていること、西南諸島への自衛隊配備など、明らかに有事の際は日本も武力行使に参加する準備としか思えません。
そのための憲法9条改悪も企んでいます。
この調査結果を見て、日本国民は平和を望んでいるのに、日本政府が戦争に向かって着々と準備していることに気付いていないのだと恐ろしくなりました。
またアメリカが核の傘下で日本を守ってくれているのだと楽観している事にも愕然とします。
アメリカが日本に居座っているのは日本を守るためではありません。
中国やロシアなど、極東地域ににらみを効かせるために一番いい位置にあるからです。
開国間もない明治の日本は、自力で世界と伍していきました。
今の日本は、本当にアメリカの核の傘下に入らなければ危ないのでしょうか?
日本は幸い周りを海に囲まれています。ミサイルが飛んでくるとはいっても、地続きの国よりましな気がします。
日本より小さな台湾だって今まで自力で自国の主権を守ってきたのです。
日本が永世中立国となり、スイスがそうであるように、自衛のための最小限の軍事力は維持しつつ、平素は自衛隊に日本や世界の災害救助隊として活躍していただくというのが私の夢です。
日本の軍需産業も、災害救助のための製品を開発して他国に輸出し世界平和に貢献してもらいたいです。
日本の経済は後退していますが、まだまだ日本には世界に誇れる技術が沢山あります。
パリ・オリンピックの雨や風でも火が消えなかったトーチは日本の製造会社の製品だそうで、なんだか誇らしく嬉しいです。
治水工事にしても、日本には、世界に誇れる技術が沢山あるのです。
それを世界に発信することが日本の平和を守る一番の道のような気がします。
68%もの人が平和を望んでいるのですから、平和国家日本は実現可能です。
そのためには、私たち一人一人が国のやっていること、日米関係について、目を凝らしてよく見ていかなければなりません。
このままずるずるとアメリカに引っ張られていけば、いつか日本は本当に戦争に引きずり込まれてしまうでしょう。
まず、不平等な日米安保条約を見直し、アメリカ一辺倒の安全保障をやめ、日本は他のアジアの国々とも手を結んで、アジア地域の平和と安全に貢献していくべきだと思うのです。
自国の平和と安全を、利害の異なる他国それも一国にべったり依存するのはあまりに危険すぎると思うのですが…。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿