台風が九州に接近していた日、東京は曇り空だったので、リュックに折り畳み雨傘を入れて予約した歯医者さんに向かっていました。
少しぽつぽつ降ってきたなと思いましたが、歯医者さんまであと少しだから、傘を取り出すのは面倒と歩き続けていたら雨脚が急激に強まってきたので、慌ててリュックから傘を取り出し、カバーを外し拡げているうちに頭からシャワーを浴びたように濡れてしまい、慌ててお医者様に駆け込みました。
こんなこともあろうかと持参したタオルであちこち拭いましたが、濡れた服にエアコンが寒かったこと。
75年の私の人生で、こんな短時間にこんなにビショ濡れになるなんて初めての経験でした。
地球温暖化のせいで海水温が上がり水蒸気を多く吐き出すので、それが雨雲になり、降れば土砂降りになるのだそうです。
温暖化、恐ろしい事になってますね。
2025年の概算要求が発表されました。
防衛省の請求額は8兆5380億円で過去最大で、8月31日付の東京新聞の見出しに「敵基地攻撃能力の強化に巨額」とあり、「専守防衛の理念空洞化」とありましたが、アメリカに追従してどんどん戦争の方に引っ張られていくようで、本当に恐ろしいと思います。
その一方で「発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)が全国の米軍基地や工場周辺などで検出されている問題」で、環境省は「全国の平均的な(PFAS)の血中濃度の測定は継続するが、汚染地域に絞った調査は実施しない」という事で、その費用は概算要求に盛り込まれていなかったそうです。
「現時点でどの程度の血中濃度で健康被害が生じるか、明らかになっていない」からだと説明しているようですが、アメリカやヨーロッパなどではしっかり基準値が決まっているのですから、理由になっていないし、そもそも汚染地域の住民たちが一番不安を抱えているのに、それを調査しないなんてありえません。
調べたがらないのは、汚染源の一つである米軍に配慮しているのですかね。
国民の命より、米軍が大事なんでしょうか?
新聞を開けば腹の立つことが多いのですが、いいニュースもありました。
同日の東京新聞6面の記事です。
『軍拡路線反対「アジアで連帯を」』という見出しに眼が引き付けられました。
「暮らしを守る立場から政府の軍備拡大路線に反対し、平和の重要性を訴えようと、主婦連合会と日本消費者連盟は30日、『アジア平和共同声明』を発表した。韓国のドゥレ消費者生活協同組合連合会と連名で『世界的に軍拡が進行する今こそ、アジアで連帯して反戦と平和を訴える必要がある』と主張している。」
こういう動きもあるのですね。
過去の戦争の記憶が邪魔をしてなかなか連帯できなかったお隣韓国の女性たちと平和宣言をするなんて、嬉しさ倍増です。
日韓両国の女性たち、なかなかやりますね。
やっと、小さな希望の光が見えてきました。
この光をもっともっと大きく育て、アジア全体に広がりますように。
そのためにもまだ一部の日本人の中に残っている第二次世界大戦時代の中国や朝鮮半島の人々に対する差別意識を根こそぎしなければなりません。
関東大震災の時の朝鮮人虐殺事件に追悼文を送るのを拒否している東京都知事。
ちゃんと日本の文科省が正規の学校であると認可している京都国際中学高等学校が甲子園で優勝して韓国語で校歌を歌ったら誹謗中傷がすごかったと聞いています。
英語やドイツ語、フランス語で歌ったら非難しますか?
京都国際中学高等学校は在日韓国人のための民族学校ですから、校歌が韓国語なのは当たり前。その上、日本人の学生もいて、野球部にも大勢在籍しているのですから、その人たちも自分の高校の校歌だと誇りを持って歌っているのに、なんで批判するのですか?
もし来年も優勝したら、また誇りを持って韓国語で校歌を歌ってくださいね。
東京の片隅から応援してます!
だいたい日本人にはモンゴルや中国や朝鮮半島など、大陸からの人々の血が濃く流れています。
日本語の文法は韓国語とよく似ていますし、発音はポリネシアとか、南方の島国の発音と似ているといいますから、その方面の人々の血も流れているのでしょう。
とすると日本人は様々な国の混血の民族の可能性が高いですし、中国や朝鮮半島の方々からは仏教を始め、鉄器、漢字など、様々な文化、文明を学んできたのです。
尊敬こそすれ差別するのは違うと思います。
彼らを差別するのは自分自身のルーツを差別する事でしょう。
まったくばかげていますが、第二次世界大戦前の教育にその罪はあります。
そして今なおその残滓を引きずっている人たちが大勢いるという事ですね。
人を差別して優越感に浸りたい情けない人たち。
そんな人たちに足を引っ張られないように、前に進んでいかなければなりません。
「日本人」ブランドにしがみついているような島国根性ではこの先日本は衰退します。
これからの日本は、太古の昔のように、おおらかにいろいろな国の人を受け入れ、その方々の力を借りなければやっていけなくなるのです。
なぜって、日本の少子化が止まるとは思えないからです。
いくらお金をばらまいてもこの先歯止めがかかるとは思いません。
お金の問題だけではないのです。
非正規雇用の増加で、結婚すらためらってしまう若者が増えていること、
いまだ夫婦別姓が認められず、女性の地位は世界146か国中118位です。
そんな日本の子育て支援の脆弱さを見れば、結婚しても子供を持たない選択をする若い人たちが増えて当然です。
将来に希望が持てる国、安心して結婚できる国、仕事をしながら安心して子供を産んで育てられる日本にならなければ、出生率は下がる一方でしょう。
出生率が下がっているのは、若い人が日本の将来に希望を持てないからです。
少子化が進む日本にとって、経済の上でも、国防の上でも大切なのは、国境や国籍を超えて人と人とのつながりを築いていくことだと思います。
平和的なつながりをどんどん増やしていくことが小さな島国日本の生きる道です。
戦争は巨額なお金を使って国民を不幸にします。
攻めているロシア国民だってイスラエル国民だって絶対に不安を抱えているし、莫大な軍事費を消費した後の戦後も国情が良くなるとは思えません。
守る方はもちろん、責める方だって無傷ではいられないのが戦争です。
軍拡反対! 平和憲法9条を守れ!
平和が一番!
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿、、