安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

花の命は短くて

3月の20日頃から本格的に開花し始めた桜。約2週間を過ぎて、まだ咲き残っている木もありますが、先日の冷たい雨と共にほとんどの桜は終わりを迎えました。

コロナやウクライナの戦争、物価の値上がり、年金の減額など、気が滅入ることの多いこの春にも、桜はひと時この世の美しさを思い出させてくれ、いつも以上に心を洗われた気がします。

今年も何とか元気で桜が見られたことに感謝です。

 

仏教でいう四大苦は『生老病死』。つまり、そもそもこの世に生まれたことが苦で、昔から『苦の娑婆』とも言いますが、この世は修行の場なのです。楽しい事、幸せな時間はあっという間に過ぎて、厳しい修行の繰り返し。

今の時代は腰が曲がるような辛い労働もなく、昔と比べたらどれほど恵まれていることでしょう。それでも現代人は皆それなりに何かしらのストレスを抱えています。

 

幸せな事、楽しい事、感動したこと。それらは人生のほんの一瞬かもしれませんが、本人が意識する以上に深く心に刻まれています。

その一瞬があるから、私たちはこの『苦の娑婆』を生きていけるのではないでしょうか。

その一瞬に支えられて、私たちは生きているのだと、最近すごく感じるようになりました。

 

年を取って、幸せな事、楽しい事が若い時より減ってきているせいかもしれません。

そんな思い出が、若い時より活き活きと光を放って思い出されるのです。

これが『昔はよかったなぁ』という気持ちなのですね。

だんだん私も年寄りになってきました。(笑い)年齢を考えれば当たり前なのですが、自分の気持ちはまだ二十歳くらいなのです。

 

さあさあ、今日も修行の一日の始まりです。

人生は、自分の思い通りにならないことだらけ、いちいち腹を立てるのも疲れました。

何事も粘り強く、自分の願う方に変えていくしかありません。

今日も小さな幸せをたくさん見つけて感謝して、しぼみそうな心をリフレッシュしていきましょう。

 

 

 

            北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿