天中殺は12年に2年間、1年12カ月のうちに2カ月、12日に2日、どんな人にも平等に廻ってきます。
天中殺は生まれた日で決まりますから、生まれた年は関係ありません。
天中殺は一般的に悪いことが起こると思われているようですが、そう考えると恐ろしくなってしまうので、自分の未熟さに気付く修行の時と考えて下さい。
そもそも天中殺が悪い事をもたらすのではなくて、悪いことが起きる原因は自分にあるのですから。
私の天中殺は辰巳なので、今月来月は天中殺です。
月の天中殺まではチェックしますが、日にちの天中殺は面倒なので、いちいちチエックしません。
しかし案外、日にちの天中殺もバカにできないのです。
ケガをしたり「あっ、やっちまった」と思うようなことが有って、後で調べてみると、天中殺の日だったという事がこれまで何度も有りました。
占い師仲間の友人は、手帳にしっかり天中殺の日を書いているのですが、私は面倒で、いつも事が起こってからチェックし「ああ、やっぱりね」という感じです。
それでも私はあまり天中殺に囚われないで生活しようと思っています。
「気にするのが面倒だから」が、第一の理由。
そして、自分の失敗は自分の未熟さに気付くチャンスだと思っていることが第二の理由です。
失敗して落ち込むと、謙虚になります。
失敗して落ち込むと、励ましてくれる友人や家族のありがたみが分かります。
そして人に対して優しくなれます。
先日私は、今月が天中殺月なのもちゃんと承知していて、70歳という結構な年を重ねてきたにもかかわらず、まだ修行が足りず、自分の未熟さをさらしてしまいました。
ひどく落ち込んで、占いの暦を開くとやっぱり辰日。
つまり、天中殺の月の天中殺の日だったわけです。
天中殺が不運を運んで来るのではなく、天中殺に自分の弱点が明らかにされるのです。
自分の未熟さに気付かされ、日頃の修行がまだまだ足りないと自己嫌悪。
落ち込んだ時に元気を取り戻すにはスピリチュアルな本を読むこと、そして瞑想する事です。
机の上にあった本を手にすると、窓は閉まっているのに、どこから入ったのか、桜の花びらが一枚のっていました。
薄桃色でハート形の桜の花びら。
それを見た瞬間、「わが娘よ。私はあなたを愛しています」と、神様からのメッセージが聞こえたような気がしました。
こんな未熟な私でも、神様は常に私を見守り、そっと励ましてくださっているのだと、とても幸せな気分になりました。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿