外出自粛生活2ヶ月半、その生活を結構楽しんでいる自分に気付いて、「私って、本質はオタクなのかも」と新たな自分を発見しました。
いつもだと習い事や自彊術、友人たちとの体操やランチ、お茶、それと占いの仕事と、毎日のように何らかの予定が入っていて、その合間を縫ってスポーツジムに行くので、落ち着いて家で1日過ごすという日は、ほとんどない状態でした。
それが今は全部なくなって、予定はお医者様の予約のみという感じです。
皆さんそうだったように、自粛生活の始めの頃は私も家の中掃除や整理や断捨離、模様替え、衣替えなどで結構忙しかったのですが、半ばを過ぎるとそれもなくなり、今までなかなか時間を取れなかった事ができるようになりました。
買ってきては積読していた本を読み、ゆっくりと瞑想する時間もできました。
落ち込んだ気分の時には、スピリチュアルな本を読んで瞑想するのが一番ですね。とても幸せな気分になり、元気が湧いてきます。
朝、ゆっくりお茶を楽しみながら新聞を読む贅沢な時間もできました。
体力が落ちないようにウォーキングしたり、ストレッチしたり、音楽を聴いたり、ビデオを見たり、1日があっという間に過ぎていきます。
あんなに外食大好きで、カフェも好きであちこち行っていたのに、今は行く気がしなくて、嫌いだった料理も結構楽しんでやっています。
私は料理が嫌いだったのではなくて、いつも時間にせかされて、慌てて作っていたので、料理嫌いになっていたのだと気が付きました。
時間を気にしないで暮らせる贅沢を楽しんでいます。
気ままに暮らす楽しさを支えてくれているのは、やっぱりご近所の方々。
おしゃべり大好きの私ですから、全く誰とも口をきかない生活なんて我慢できませんが、そこは下町の良さ。
植木に水をやったり、ゴミを出しに行ったり、買い物に行ったり、外に出るたびに誰かと出会い、何気ないおしゃべりに元気をもらっています。
年を取ると入浴券というのが送られてきて、月に3回、120円で銭湯に入れます。
今までは利用したことがなかったのですが、スポーツジムの大きなお風呂に入れなくなったので、銭湯に行くことにしました。
昔は銭湯のお湯は熱くて、水でうめようとすると、怖いおばあさんが「ぬるくなる。」と怒るので大変でしたが、今は42度くらいのちょうどいい温度で、しかもジェットバス。
クスリ湯がちょっとした露天風呂風になっていて、温まりながら外の風が感じられます。
お風呂から上がったら100円でマッサージ。
ちょっとした温泉気分です。
私の家から徒歩10分以内に4軒も銭湯があるので、この次はどこに行こうかなと迷うのも楽しみ。
こんな喜びも下町に生まれたお蔭です。
若い時は山の手のおしゃれな街にあこがれていましたけれど、今年を取ってみると、病院や商店がたくさんあって、交通の便が良く、物価が安く、気取らない人たちが集まっているこの下町が大好きになりました。
しかし、こんなにどこへも行かず、外食もせず、カフェにも行かないのに、なぜか生活は以前より厳しくなりました。
もともと多くはないお客様だったとはいえ、それでもお小遣い程度の収入はあったのに、今は開店休業状態ですから。
本当に経済のことを考えると、世の中大変です。
医療崩壊も怖いですし、やっぱりコロナウイルスには早く終息していただかねばなりません。
そのためにももうしばらく自粛生活をつづけ、暑くてもマスクをして、お店に入る時には手をアルコール消毒して、商品にはなるべく触らないようにしてと、今できる努力を励行するのみです。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿