安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

『病は気から』を体験

『病は気から』と昔から言われています。
病気は気持ちの持ちようで、良くも悪くもなるという意味ですが、本当にその事を実感することがありました。


先日、近所の色づいた並木道を歩いていて、去年の今頃から2週間に一遍くらいの割で風邪を引くような状態になり、11月から今年の1月までの3か月間に、二回も仕事を休むことになって、皆様に大変ご迷惑をかけたことを思い出しました。


今年もその季節になり、もうすでに一回風邪を引き熱を出して、幸いタイミングが良かったので仕事は休まずに済んだのですが、ぐずぐずと長引き、普通の体調に戻るのに一カ月もかかりました。


その上最近、左足の膝が痛くて、長く座っていると立ち上がった時に足が伸びないのです。
で、先日整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらったのですが、骨には異状がなく、加齢によるもので、太腿の筋肉を強化する以外に治療法はありませんと言われてしまいました。


私は比較的健康で、あまり風邪もひかない方だったのですが、昨年一月に突発性難聴になってから、急にいろいろ病気をするようになりました。
いろいろ検査しても、その原因は医学的には分かりませんでした。
周りからは、身体の変わり目だから仕方ないと言われてそんなものかと思っていたのです。


スピリチュアル的にも、病気の多くは気持ちや感情がその原因だと言います。
でも私は、日常生活上のごくささいなものを除いては、ほとんどストレスを感じたこともなく、むしろ周囲の友人、知人たちと比べて、はるかにのんきで自由に生活を楽しんでいると思っていました。
ストレスを感じたら、早く忘れるように努めていましたし、思い当たるものはなかったのですが、その日は『病は気から』というメッセージを頂いたので、疑問に思いながらも、念のため、自分に集中して、自分の心にたずねてみました。


そうしたらあったんですね。経済的な事に関する不安が。


常日頃、スピリチュアリズムの哲学に沿った生き方を心がけ、必要なものはすべて神様が与えて下さると、お金の心配などしていないつもりでしたが、やっぱり心の奥底に押し込められた不安があったのです。


毎月、少ない年金さえもジリジリ削られ、その中から高額な介護保険料が天引きされ、物価は上がり、医療費も上がり、内科に耳鼻科、眼科、整形外科など、大した病気でなくてもお医者さんを2、3軒回ると薬代と診察代で一万円札が飛んでいきます。
ちょっと検査をしてもらうと、さらに数千円が飛んでいきます。


『老人破産』などという言葉も聞かれる昨今、安い老人ホームには入居できず、有料老人ホームは高くて入れない。老人たちが集まると、健康や介護の問題、経済的な事への不安を口にし、結局、『あんまり長生きしたくないねぇ』と言う話になってしまうことが多いのです。
自分では楽天的にしているつもりでも、潜在意識に、いつの間にかそんな不安が忍び込んでいたのでしょう。


その事に気付き、もう一度しっかりと「自分の人生は全て神様にお任せし、どんな現実でも不平や不安を抱かず受け入れて、その中でベストを尽くします」と神様に誓い、「不安を払拭できるよう、私を支えてください」と祈りました。
気持ちがリラックスして、体中に安心感が広がり、不安は消えました。


すると、とたんに左足の膝の部分にサッと血が流れる感じがしたのです。


もしかしたらと思い、立ち上がってみると、驚いたことに膝が伸びるのです。
自分でも本当にびっくりしました。
人に話しても信じてもらえないと思いましたが、あまりに嬉しくて、友人に話しました。


すると、その人も同じような経験をしたというのです。


卒業を控え、社会人として新しい生活に入ろうという年の初めごろから、顔を除く体中に、かゆみを伴った大きな虫刺されの様な腫れが広がり、数時間すると消え、また出るという事を繰り返すようになったのだそうです。


皮膚科を受診したかったのだそうですが、新生活の準備に追われて忙しかったのと、医者が遠く、時間も無くて1ヶ月くらいが過ぎてしまったのだとか。
それでも気になって、ある夜ネットで自分の症状を検索してみたところ、どうも蕁麻疹らしいという事に気付き、その原因はストレスだと知りました。
何に対するストレスだろうと考えて、新生活に入る事に不安を感じていると気付いたそうです。


何の病気だか見当がつき、自分もストレスを感じているのだと気付いて不安が消えた途端、それまで出ていた体中の腫れが嘘のように消えて、かゆみも消えてしまったのだそうです。
だから私の話も十分信じられると言ってくれました。


膝の痛みは気温に左右されるので、完治したとまでは言えませんが、現在、8割から9割がた痛みは軽減しました。


病気の原因には、カルマ的なもの、本人の不節制、肉体の酷使、それにストレスがあります。
ストレスがいかに病気を生み出してしまうか、私たちの予想をはるかに上回るものが有るのだと今回実感しました。


カルマ的なものを除いては、すべて自分でコントロールできるものばかりなのですから、身体の不調を感じたら、まず自分の心にストレスの原因を探ってみましょう。
不安、羨み、怒り、憎しみ、妬み、自己卑下などの否定的な感情が心をむしばんでいないか、自分の心とじっくり向き合ってみましょう。


その原因に気づく事ができたら、病気はきっと治ります。
治らないとしても、苦しさや痛みは軽減されます。
慢性的な病気と一生付き合っていかなければならなくても、その事を受け入れましょう。


病気を克服したり、慢性的な病気を受け入れ、上手に付き合う事ができれば、必ず大きな精神的進歩がもたらされるでしょう。
なぜなら、病気やケガは、神が私たちを罰するために与えるのではなく、私たちが何かに気付くために、そして精神的、霊的に向上するために与えられるのですから。


とはいえ、なるべく病気にならないに越したことはありません。
身体は魂の神殿ですし、そのときが来るまで大切に使わせていただきましょう。



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