安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

平成26年を覗いてみる

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、2014年のスタートです。
占い的には2月4日の立春が元旦になりますので、2月4日から新年のスタートと考えます。


従って、立春の前日の節分が大晦日ですので、それまでに生まれた1月生まれ、2月の節分までの生まれの方は、占い的には干支も年齢も前年度生まれの方と同じになります。


2014年、平成26年は甲午の年。
甲の意味は、植物がさやから外に出るという意味で、芽を出すとか、一歩踏み出し、新しい事を始めるという意味です。
今年は国民の星、一般大衆の星が元気になりますので、政治の右傾化の流れを変えるために一歩踏み出してほしいですね。


午の意味は『逆らう』という意味で、上下、新旧の対立など、内部矛盾が激しくなり、下からの突き上げが起きてくるという意味です。
まさに今年の安倍政権も、ちょうどこんな風になりそうですね。


また甲は陰陽五行説では、陽の木性で『樹木』を表し、午は真昼、真夏、南などの意味が有ります。
つまり甲午は『真夏の木』という意味になります。
外見はがっしりと立っていますが、中は水不足で、瀕死の状態です。
なんだか今の日本の国のようです。

従って真夏の木に一番必要なものは雨水です。
今年は天に甲の気が満ち、雨を呼び、春から夏にかけて曇りがちで、梅雨の時期や台風シーズンは洪水に注意が必要です。
農業では日照不足に注意です。
しかし、真夏から初秋にかけては雨が少なく、干天続きになりそうです。


また、人は樹木の揺れによって風を知るという事から、甲には『風』という意味もあり、風と言えば台風や竜巻です。


九星気学で見ましても、今年は四緑木星中宮の年。
やはり去年に引き続き竜巻も多く、日本に上陸する台風も多くなると観ます。


また三碧木星と九紫火星に凶神が付きますので、落雷の被害や落雷による火災、山火事なども多くなるでしょう。


全般的に今年のお天気もやはり異常気象と言わざるをえません。
しっかりと備えておく必要が有ります。


今年一番心配なのは、三碧木星に凶神が付き、九紫火星にも凶神が付くことです。
どういう事かと言いますと、三碧木星は電力業界を表し、九紫火星は火の星で、一般的には火山の噴火や火災の被害が心配されますが、あの2011年は九紫火星に2つも凶神が付いた年で、3月は月でも火の星に凶神が2つ付き、年と月で重なったのです。


今年は九紫火星に凶神が一つなのであまり大事故という事にはならないと思いますが、6月に年月の星が重なり、一番強くその悪さが出る時です。


原発関係で、多少のトラブルが発生し、それによって再稼働をしようとしている電力会社と政府に批判が集中するという事かもしれません。


政治経済に関しましては、外交問題が起きやすい時です。
情報を正確に集め、正しい手順を踏んで慎重に事を運ばないと、困難な事態に直面するとの暗示が有ります。
財政的には期待したほど税収が伸びず、財政赤字は改善されません。
政治も経済も決して楽観できる状態ではありません。


特に、電力業界、IT産業、広告業界、マスコミ業界、携帯電話などの通信産業、家電産業などは、世間の信用を失いかねない不祥事に見舞われやすく、試練の年となります。
信用第一と考えて危機を乗り切らなければなりません。


三碧木星はまた若者を表す星です。
九紫火星は学校や教育という意味もあります。
それに凶神が付きますので、学校の不祥事で若者に被害が及ぶとか、若者に不平不満がたまりやすくなります。
ネットを使った犯罪、振り込み詐欺など、若者による犯罪も増えそうです。


占うまでもなく、彼らが犯罪に手を染めたくなるような社会的状況がありますよね。
彼らの犯罪の責任は、私たち大人にもあるのです。
今のような世の中にしたのは、私たち大人だからです。
現在の若者の状況を見ると、心が痛みます。


若者に酷い労働条件と低賃金を押し付けているブラック企業が放置され、大手を振って商売しており、増加の傾向すらあるとか。
働く人の3人に一人が非正規雇用で、非正規雇用の増加が正規雇用の賃金を押し下げているという現状。


そんな目先の儲け一辺倒の産業界に喝を入れて、若者に希望を与えるような世の中にしていかなければ、この国は疲弊してしまいます。

算命学の世界でも、親の将来を予見するには子供を占えというくらい、子供は未来そのものなのです。
子供たちが心身健やかに育たない国に未来はありません。


もし若者の犯罪が増えるなら、それは日本の国の大人たちがお金の為に若者や子供を犠牲にしている結果なのです。


スピリチュアル的に考えれば、拝物・拝金主義から早く脱却するために、この厳しい政治経済の状況があるのかもしれません。
厳しくしないと、大勢の人がその間違いに気づかないからです。


全ての禍いには人の想念が関係しています。
建設的で、明るく正しい想念を持てば、運命もそのように変わります。


今年の日本の国の情勢は決して明るいものではありませんが、日本人の想念が変わって行けば、今年の日本の状況も変わるのです。
諦めないで、できる事から始めましょう。


まず、日本を誰もが住みやすい国にしたいという想念を持ってください。
そのためにどうすればいいか、一人一人が考え、小さくてもなにか行動を起こすのです。
ブラック企業のものを買わない」でもいいのです。
「ちゃんと選挙に行き、よく考えてこれぞと思う人に投票する」でもいいのです。
日本の国を、もっと平和で安全で住みやすい国にしたいと思う事が大切なのです。


老人や子供など弱者に優しい国は、誰にとっても住みやすい国です。
日本をそんな国にしていくために、微力ながら、今年も最善を尽くそうと考えています。



         北千住のスピリチュアルな占い師  安 寿