四柱推命や算命学では、生まれた月を重視する。
生まれた月は、その人が根を生やす場所。氏育ちを物語る家系の場所。
また、人生で一番大事な中年期の場所でもある。
生まれ日を無視して、その人の人生や性格は語れないのだが、それでも生まれ月によって、共通の特徴があると言われているので、それを紹介してみよう。
遊びのつもりで読んで、何かの参考にしてください。
1月(丑月)生まれ
忍耐強いが頑固、強情、用心深い。長男長女、末っ子に生まれることが多く、親に縁が深く、家業を継いだり、生家の中心的存在になることが多い。
2月(寅月)生まれ
年の変わり目の生まれ。季節は冬から春に変る所。時間なら夜から朝方にかけての変わり目の生まれで、観察力、洞察力に優れる。人によっては、批判力になる。人に頼らない、独立独歩的生き方が基本だが、頑固にならず、社交性を発揮して、交際範囲や、行動範囲をできるだけ広くすると吉。
3月(卯月)生まれ
春の盛りの生まれ。協調性、和合性があり、明るく社交的だが、見かけによらず、外柔内剛で芯は強く粘り強い人。挫折しても何度でも立ち上がる強さがある。組織を作ることが得意。好奇心が強く、新らし物好き。開拓精神がある。
4月(辰月)生まれ
辰は十二支中、唯一架空の動物。龍神の意味があり、天に昇るか地に潜るか、両極端の人生になりやすいといわれている。人生の波も荒い傾向があるが、それを乗り超える強さと才能、力量を持っている。
5月(巳月)生まれ
初夏の生まれで、表面、明るい人だが、内面に暗さを持っている。その矛盾が豊かな感性となり、芸術的才能や創作能力、発明発見の才に恵まれる。親や兄弟、子供など、六親の縁に薄い傾向があると言われている。
6月(午月)生まれ
内面も外面も明るい人。純粋で直情径行型。人を疑わないので、騙されやすい。気性が激しい面があって人と衝突しがち。人間性を養わないと、孤立する。開放的な性格や、正直さが慕われ、敵も作るが、基本的には人から好かれる。
7月(未月)生まれ
外面は地味で華やかさにかけるが、内面は明るい人。忍耐強く努力家。あまり人に合わせようとせず、マイペース。不器用そうに見えて、実は才能豊かで多芸多才。『待ちの運』とも言われ、何事も粘り強く待ったほうがよい結果を得られる。柔軟な心が運を開く。
8月(申月)生まれ
秋の始まり。器用に何でもこなし、多芸多才。それが災いすると、何が得意か分からなくなったり、なかなか一つのことに目標を絞りきれず、人生にまとまりを欠いてしまうことになる。早めに目標を定めることが開運につながる。
9月(酉月)生まれ
プライドが高く、悪くすると他を見下す傾向になる。名誉を重んじ、実より名をとる。物事の最後をまとめるのが得意。苦労することで、プライドに見合った実力を身に付けることが必要。だから貧しい家庭に育った方が名を成すといわれている。
10月(戌月)生まれ
感性が鋭く、性格が複雑で、育てにくい子供だと言われている。要領がよく、機転もきき、生まれながらの商才がある。成長すると子供のころの複雑な感性が転じて、人に対する気配りや、社交性となるが、自我が強く、傲慢になる恐れもあるので、自覚して注意する事。
11月(亥月)生まれ
我慢強く、よく困難や苦労に耐える。柔軟な思考力で、企画、計画、工夫の才があるので、困難を智恵で乗り切ると言われている。集団の中にいることを好み、家族の中では、中心的役割を果たす。身内を周囲に集めると、運が安定する。
12月(子月)生まれ
細やかな観察力を持って世の中を渡っていく。よく学び、よく働く。子供運がよく、頼りになる子に恵まれる。子供に恵まれなければ、財に恵まれる。反権力的な傾向があり、そのため人生の波が荒くなる。目上を大切に、礼儀や伝統を守ることで開運。
北千住の占い師 安 寿