安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

危うし日本の民主主義

JAXAへのサーバー攻撃がまだ記憶に新しいのに、4月23日の朝日新聞朝刊に、内閣府のサーバーに不正アクセスがあり、大量のデータ-が流失したらしいという報道がありました。

デジタル化は便利ではありますが、リスクも大きいので行政府で扱う場合にはよほど周到な準備が必要だと思われますが、菅総理はこんな状況を無視して、何が何でも9月にはデジタル庁を設置する意向のようです。

 

私たち国民がコロナに気を取られているすきに、憲法学者や弁護士など市民が反対する『デジタル改革関連法案』が4月6日、国会で十分な審議もされず、閣議決定され、衆議院で可決されました。

現在、地方自治体がそれぞれ独自に管理している住民の私的な個人情報もすべて国が一括管理するというものです。

 

今、政府がお金で人を釣るような真似までして、普及拡大を推し進めているマイナンバー制度はこれからますます拡大され、運転免許証や健康保険証はもちろん、個人の預貯金の口座や国家試験資格など、私たちの生活の隅々までマイナンバーで紐づけされ、紐づけされた個人情報をデジタル庁で一括把握しようとしているのです。

 

コロナのマスク配布で一躍有名になった台湾のデジタル担当政務委員、オードリー・タン氏のように、国民生活の利便性のため、諸手続きの簡素化、合理化のみを目的とした行政のデジタル化なら反対はしませんが、憲法を改悪して国民を牛耳りたがっている安倍政権からの流れ、モリ・カケ問題、桜を見る会などの職権乱用、私物化問題、国会議員の相次ぐ汚職事件、政官民癒着の実態が明らかになった会食問題などなど、これまでの政治の在り方をざっと振り返ってみるだけでも、今の政府や行政が国民のためにデジタル化を進めているとは絶対に思えません。

 

国民一人一人の家族構成や資産や収入、学歴、病歴、国家資格、仕事内容、障害があるかないか、どんな雑誌や放送を見ているか、思想信条まで把握し、国政に反対したらすぐ取り締まれるように、圧力をかけ、就職できないようにするとか、個人の権利やプライバシーの侵害につながりかねない危険な法案です。

 

9月に設置される予定のデジタル庁は国民すべての情報を握り、全ての省庁、地方自治体の上に君臨する恐るべき怪物となりかねません。ちなみに、デジタル庁のトップは首相だそうです。(ドヒャ!)

 

広島県以外、PCR検査も十分にやらず、ワクチンも十分に届かない中、国民の8割が危惧していると言われるオリンピックを何が何でもやり切ると豪語してやまない菅総理大臣。

「人が動くだけではコロナは広がらない」と断言してGOTOを断行し、挙句、今度は「人の流れを遮断する」と緊急事態宣言を出した、自分の言動に責任を持たない菅総理大臣。

あなたをまだ支持する人は、あなたの側にいて一緒においしい汁を吸っている人か、全く無知で、何も考えないで暮らしていける幸せな人しかいないでしょうね。

 

国中のシステムの共通化による情報流出の危険拡大に対する恐れももちろんですが、それ以上に怖いのは政府に個人情報のすべてが握られ、「公共の利益」という名目で、本人の承諾なしに自由にそれが政府や大企業に利用されてしまう恐怖です。

日本がロシアや中国や北朝鮮やシリアやミャンマーのようになりかねません。

民主主義の危機です。

参議院で否決されることを願っていますが、自民公明が過半数を占めているので、どうなりますか?

日本国民は今、コロナとデジタル改革関連法案の2つの大きな脅威にさらされています。

 

マスコミも、この問題に関してもっと取り上げて、国民にその危険を周知させるように頑張ってほしいですね。

 

 

 

              北千住のスピリチュアルな占い師      安 寿

 

 

 

菅さんが就任してからいやに「デジタル、デジタル」と言っていると感じでいましたが、コロナの感染者数に一喜一憂している間に、恐ろしい法案が4月6日に衆議院本会議で可決されてしまいました。

『デジタル改革関連6法案』です。

 

あまりマスコミで取り上げられていなかったような気がしますが、先日駅前でビラを配っている人からビラをもらい、それで知って驚きました。知らなかった自分を後悔したくなりました。

 

コロナも怖いけど、マイナンバー使用拡大で国民の個人情報を掌握し、地方自治体がそれぞれ独自に保護してきた個人情報保護制度を骨抜きにして一元管理し、自由にできる、全ての省庁や自治体の上に君臨する『デジタル庁』の方がもっと恐ろしいかもしれません。

 

マイナンバーカードがあれば、給付金が間違いなくもらえますよ。遺産相続も簡単になりますよ。」とおいしい話で個人の預金口座を

マイナンバーで紐づけします。

医師や看護師など、32の国家資格とマイナンバーを紐づけ、管理しようとする。

健康保険証、運転免許証などももちろんマイナンバーが必要となります。

マイナンバーが万能身分証明書となるのでしょうか?

 

自治体ごとにシステムのデーター形式が違えば個人情報の民間活用は困難だそうですが、日本中のシステムが標準化されれば、個人情報の民間活用も容易になるのだそうです。恐ろしいですね。

個人を特定し、マイナンバーが悪用される懸念も大いにあります。

 

年金番号が漏洩して大騒ぎになったのも記憶に新しいですし。

中国からのサイバー攻撃もあったようですし、国民の個人情報の一括管理は危険すぎるのではないでしょうか。

マイナンバーが漏れて悪用されるのも怖いですが、政府が特定の個人、例えば反政府運動をしているものを排除するために個人情報が使われたり、放送業界と政府の癒着でみるように、大企業と政府が癒着して個人情報が本人の知らないところで使われるという懸念がぬぐえません。