安寿の小径

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宴の後始末

昨年の7月2日、東京上空を西から東に流れていったあの大きな火球は、やっぱり五輪後の日本と日本人にたいする宇宙からの警告だったのかもしれませんね。

 

そもそも今回のオリ・パラは招致からして贈賄疑惑があり、その後はご存じのように、開会直前まで次々と問題が起こり続け、更にコロナウイルスの感染が拡大しつつある中、70%近くの国民の反対を無視して強行されたのです。

この五輪開催こそが、安倍政権発足からずっと続いてきた国民軽視、税金浪費、私利私欲政治の集大成ではないでしょうか。

 

開会式を目前にして、JOC経理部長が自殺され、この時、森友学園問題の近畿財務局職員赤木氏の自殺を連想した方も少なくないと思います。

五輪組織委員会が広告代理店に委託しているディレクターの日当が35万円で高すぎるという事が話題になったことを見ても、賞味期限前の手つかずの弁当が13万個も廃棄されていたという事を見ても、贈賄事件の弁護料2億円、全額JOCが負担していることを見ても、 JOCって、業務のやり方がずさんだし、お金の使い方もざぶざぶ湯水のごとくの大盤振る舞いで、その金がどこから来るのか、疑いの目で見てしまいます。

まさか私たちの税金ではないですよねえ。

 

2016年のリオの五輪では、世界から集まったシェフたちが、余剰食品を料理して困窮者に配るという配慮がなされていたというのに。

日本でも食品ロスに取り組んでいる何人かの方々が、数年前からJOCや日本の関係者の方と何度か話し合ったそうですが、前向きな回答は得られなかったという事です。

無観客になってボランテが減っても弁当の数を調整せず、ある一定量は廃棄前提だったというJOC関係者からの情報もあるそうです。

 

2015年国連で採択されたエスディジーズ、貧困や紛争、気候変動による自然災害、感染症といった人類が直面している問題を整理し、人類が地球上で暮らしていけるための誰も取り残さない、経済、社会、環境をめざす、世界を変える17の目標が注目されているというのに、それに逆行する日本の姿を今度も世界に晒してしまいました。

 

会場関係の警備のため日本全国から警察官が東京に集められ、報道関係者などを運ぶタクシーやバスの運転手さん、選手村で働く人、ちょっと考えただけでも、どれだけ多くの人の動きがあるか、人の移動に関しても、国民の気持ちをお祭り気分にしてしまったことも、五輪開催はコロナの感染爆発の要因となったのは誰の目にも明らかです。

しかし、日本の最高責任者である菅さんは、『コロナの感染拡大に五輪は関係ありません』と恥ずかしげもなく言い切っているのです。

 

五輪開催でコロナの感染爆発を誘発しておきながら、菅政権のコロナ対策はまるで棄民政策です。

ワクチンは大幅に遅れていますし、だれでもいつでも気軽にPCR検査が受けられる状態でもなく、発症した人は自宅療養が基本だとか。

恐ろしい話です。特に一人暮らしの人にとっては、急に重症化したら、救急車も呼べなくなり、命の危険があります。

家族のいる人は家族感染が心配だし、素人が看病できるわけがありません。

 

やっぱり中国や韓国でやっていたように、どんどん検査をして、陽性の人を初期段階で見つけて療養施設に入ってもらい隔離と治療を開始するのが正解です。

初期段階の人に効く新しい治療薬ができましたが、在宅療養では使えませんから。

 

空調があれば、体育館のようなところでもいいので、療養施設を早急に作って、看護師さんだけでもいいから、時々様態を見に来てくれたら、一人で家で寝ているより、どんなに安心でしょう。又治療する方も、一軒一軒廻ったり電話を掛けたり、食事を配達したりするより効率的だと思うのですが。

 

自宅療養といっても在宅医療を受けられない人も多いし、保健所にも電話がつながりにくくなっているし、家族が陽性でも、濃厚接触者である他の家族がなかなかPCR検査を受けられないで、しかも仕方がないので濃厚接触者である家族が食べ物を買いに行かなければならないという事が起こっているのです。

一日も早く何とかしてください。

 

感染の広がりは日本経済にも深刻な影響をあたえるでしょう。

これから五輪開催についての問題が次々明らかにされていくのでしょうが、日本の主要な新聞各社は皆五輪のスポンサーになっているので、どれだけ頑張れるか見ものです。

                                                                 

こんな日本を変えなければいけません。

もう、自分の国のことだけ考えていればいい時代は終わったのです。

戦争なんかしている場合ではないのです。地球環境が変わり始めているのですから。

コロナウイルスなどの感染症も自然環境破壊によるのですし。      

 

昨年の火球はきっと天災(コロナウイルス) はもちろん、人災(日本政府やIOC)にももっと気をつけなさいという警告だったに違いありません。

 

全世界が一緒に世界を変える17の目標に取り組んでいくようにならなければ、人類の存続は危ういものとなるでしょう。

 

五輪開催、コロナの感染爆発を日本を変えるきっかけとしなければなりません。

ちょうどいい時に総選挙が行われます。

今度こそよく考えて、地球環境をよくするための政策や世界平和を大切にする人、人民のための政治をやってくれる人を選びましょう。

 

 

 

         北千住のスピリチュアルな占い師   安 寿