安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

今年もありがとうございました。

先日洗い物をしていると、突然、階下にいた息子が上がってきて、天井から水がたれていると言うのです。
慌てて水を止め、階下に行ってみると、天井から水がボタボタたれているのでびっくりしました。私のこれまでの人生で、部屋の中の水漏れなんて初めてでしたから。


でも不思議と冷静でした。
以前の私なら『暮れに来て何でこんなことになるの!修理費用はいくらかかるのかしら』などと心配したりイラついていたに違いありません。
しかも、事件は日曜日の夜の事で、次の日は池袋で仕事です。
修理屋さんに来ていただくのが翌々日になってしまうのですから、その間の悪さにカッカしていたに違いありません。
しかしその時私はカッとする代わりに、神様に祈っていました。
「どうか、大難が小難になりますように。」
「修理代金が、私に払える金額でありますように。」


次に私は冷静に対応策を考えていました。
シンクの排水に問題が有りそうなので、シンクは使えないが、洗面台で対応できると安心しました。
幸いカレーを鍋いっぱいに作った後でしたから、とりあえず、何日かは調理しなくてもいいし、洗い物もお皿一枚で済むから、まあ、大工事になったとしても数日は我慢できると思いました。


洗面台の流しは、排水パイプが細く詰まりやすいので、食べ物のカスは、小さいものでも流せません。
猫のエサ皿や食器は全て、きれいにふき取ってから、小さな洗面台で洗いました。
ちょっと手が汚れても、いちいち洗面所に行かなくてはなりません。
いくら狭い家だとは言っても、不便この上なかったのですが、あまり不満にも思わず、むしろ、洗面所でもお湯が出ることに感謝する気持ちになりました。
雪に閉じ込められ、電気も使えない方たちの事を思えば、お湯が使えるだけでも、本当に有り難い事でした。


やっと水道屋さんに来ていただいて見てもらったところ、なんと、シンク下の排水ホースがネズミにかじられていて、大きな穴があいていたのです。
お陰様で、ホースの交換だけで済み、大きな工事にならず、ホッとしました。


そういえば、二、三日前の夜中、ネズミの足音が聞こえていたのです。
その時も、どうかネズミが住みつきませんようにと、私は神様に祈りました。
そのおかげだと思いますが、ネズミの足音はその晩だけで、翌日から足音が聞こえなくなったので、ネズミの事を忘れていたのです。


シンクが使えるようになり、洗い物も料理もでき、本当にホッとしました。
人は与えられているものになれてしまい、その事に感謝もせず、古いだの狭いだの、不満ばかり感じてしまいがちですが、日常生活が滞りなくおくれることが、どれほど有り難い事か、改めて感じました。


今度の事で私は、自分がちょっぴり成長したと気付きました。
素直に祈ることの大切さも、有り難さも改めて感じました。
祈ることで、いつもいつも神様とともにある事を実感できる幸せと安心を、以前よりも強く感じるようにもなりました。
この経験だけでも、今年は私にとって、素晴らしい年になったと満ち足りた思いがしています。


来年はこの幸せを、更にたくさんの方々にお伝えしていこうと思います。


2015年は厳しい年になりそうですが、庶民の星が元気なのが救いです。
庶民の星、一般大衆を表す星がネットワークの場所にありますので、庶民のネットワークが広がり、権力に対抗する力が、世界のあちこちで芽吹くに違いありません。


今年一年、このブログを読んでくださった皆様に深く感謝いたします。
来年が、皆様にとって更に良い年となりますよう、お祈りいたします。
来年もどうぞよろしくお願い致します。



            北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿