参院選挙も終わり、直前に安倍元総理が銃弾に倒れるという衝撃的な事件があり、その影響もあったのか、自民党が圧勝しました。
「だれに投票しても政治は変わらない」という方々、同じ政党、同じ人に入れるなら政治が変わるわけありません。
日本国民は、また変わらない方を選んだのです。
ウクライナの戦争がもたらしたエネルギー不足もありますが、政府は早々原発9基を再稼働する方針を打ち出しました。
3,11の福島原発事故で、この自然災害の多い日本で、いかに原発が危険であり、コスパも悪いか、身に沁みたはずなのに、「いい口実ができた」とばかりまた原発に戻ろうとしているのです。
占いで見ると今年は、山を象徴する土星、大地を象徴する土星、地球を象徴する土星、3個の土星がすべて変化の場所に一直線並んでいます。そういう年は地震や火山の噴火などを始め、自然災害の多い年となりがちです。
それでなくても地球温暖化で自然災害が増えているのに、それもかなり老朽化した原発の再稼働、本当に心配です。
安倍元総理の国葬も、事件から1週間経つか経たぬうちに決まりました。
「死者に鞭打ってはならぬ」というのが日本文化ですが、でも黙ってはいられません。
マスコミは何に忖度したのか、そろって安倍さんを持ち上げ異議を唱えませんし、野党すらも、共産党、社民党、れいわ新選組しかはっきり反対を表明していません。
私は安倍元総理が日本の戦後で一番国民を馬鹿にし、議会制民主主義を軽んじ、後退させた罪深い総理大臣だと思っています。
長く政権の座についたとはいえ、二回とも健康を理由に途中で辞任していますし。
総理大臣の権力を使って官僚たちを縛り、官僚が自由にものを言えない「忖度政治」を横行させ、国交省や厚労省のデータ改ざんが行われました。
「モリカケサクラ」問題では、公平であるべき立場にありながら、権力を乱用し、自分と、自分の身近な人々の利益をはかり、そのために公文書の改ざん、破棄が公然と行われ、それは財務官僚の赤木さんを自死に追い込むほどのものでした。
国際的に活躍したとおっしゃいますが、総理大臣の椅子が温まる暇もないくらい、いつも海外を飛び回っていた安倍元総理。
知名度は上がったかもしれませんが、それが一体どれだけ国益に結びついたのでしょうか?
かかった費用とその成果の総括を拝見したいものです。
プーチンとも何度も会ったり、電話会談したり、日本に招いてサービスまでしていましたが、北方領土の問題は進展しましたか?
安倍さんの努力なんかなかったように、今、プーチンは日本に嫌がらせしてますよ。
アベノミクスを評価する人もいますが、2015年はアベノミクスが日本の経済成長につながっていないと日本の国債の格付けが下がりました。
アベノミクスで儲けたのは株で儲けた人と大企業だけ。庶民の給料は上がらず、2度の庶民泣かせの消費税アップで、富裕層と低所得層の二極分化が広がりました。
現在、年収300万円以下の人が男性では3割、女性では5割いるのだそうです。
安倍元総理の一番怖いところは、平和憲法を改悪して日本を戦争ができる国にしようとしてきたことです。
事実、閣議決定で憲法解釈を変え、集団的自衛権を一部容認し、紛争地域に自衛隊を派遣できるようにしました。
安倍さん亡き後も、彼の遺志である憲法改悪が推し進められようとしており、本当に恐ろしい事です。
『権力者が改憲に執着する時、国家運営の私物化が始まる』と誰だか忘れましたが、本で読んだことがあります。
その言葉を目にした時、私は「安倍総理のやってることはこれだ!」と目からうろこでした。
安倍元総理が総理になった時から日本の国家運営の私物化が始まったのです。
庶民はコロナで苦しみ、円安やエネルギー価格の高騰による諸物価の値上げに苦しんでいます。
日本は借金国家のワースト1です。国民一人当たり一千万円近くに膨らんだこの借金財政どうするつもりですか?
放っておいても生活に余裕のある人はコロナが収まれば旅行に行きます。旅行に政府が補助金を出すのは旅行業界のためでしょう?苦しいのは旅行業界だけではないはず。
生活に余裕のない人に税金は使ってほしいです。
安倍のマスクを例に挙げるまでもなく、このところ税金の使い方が本当におかしいです。
国民のためではなく、政府が国民の税金を私物化し、自分たちが有利になる為に、或いは自分たちの思惑に国民を従わせるためにばらまかれている気がします。
マイナンバーカードを作ったら2万円。マイナンバーカードがどれほど安全で便利なものか国民が理解したら、お金をもらわなくてもみんな作ります。私的な情報が企業に利用されたり、漏れる危険があるから作らないのです。
その安全性の明確な説明もないうちにお金で国民を操ろうなんて許せません。そのお金、私たちの税金ですから。
マイナンバーカードを多く普及できた地方に交付金を多く支払うという案まで出ているそうですね。
交付金の目的は地方自治体の収入の格差を少なくするためのものであって、国の方針に地方自治体を従わせるためのものではないはず。
その財源は国民の血税です。国はそれを預かっているだけなのに、それを忘れて、あまりにも強引に国の方針に国民や地方自治体までも従わせようとしています。
税金の使われ方を見ただけでも、今の政府自民党が国家運営を私物化していると感じます。
こんな日本に誰がした?今の政府与党に投票した日本国民です。
安倍元総理の国葬反対のデモが行われるなら、老骨に鞭打ってでも私は参加します。
国民のための政治を取り戻さなければなりませんから。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿