先週月曜日、台風が来たばかりなのに、沖縄の南の海上に居座り、高温な海水からエネルギーをもらって、巨大化しつつある台風10号がまた本州を狙っています。
海水の高温化は台風の発生数と巨大化に大きく関係し、またサンゴを死滅させてしまうのだそうで、今年はすでに、世界中でサンゴの死滅が問題となった1998年によく似た海水温の状況だそうで、現在、沖縄のサンゴが深刻な状態になっているのだそうです。
1998年は占いではどんな年だったのか、すぐに調べてみると、この年も今年と同じ二黒土星中宮の年でした。
先日イタリアで大きな地震があったばかりですが、1998年の２月には、アフガニスタンのタカール州でＭ6.1の大地震がありました。
この年、台風７号８号が相次いで和歌山県に上陸し、甚大な被害をもたらすなど、何となく今年と状況が似ています。
九星気学では九つの星を木、火、土、金、水の五つの性質を持った星に分けますが。土星は二黒土星、五黄土星、八白土星の三つがあり、二黒土星は大地、五黄土星は地球、八白土星は山を象徴します。
土星に共通した特徴は、命を失った生物を腐敗分解し土に還す作用と、土の中の生物を育み天の気を受けて地上に生み出し育てるという共通した作用があります。
つまり死滅と生成の作用です。
土星の三つの星にはすべてこの作用がありますが、中でも五黄土星がずば抜けて強力な死滅と生成のエネルギー-を持っています。
気学の方位には、東西南北とその中間の東南・南東、東北・北東、西南・南西、西北・北西の四方位、それと真ん中の九個の方位があります。
九個の星にはそれぞれのホームグラウンドの方位があり、それぞれ名前が付いています。
例えば、一白水星は北で坎宮（かんきゅう）六白金星は西北で乾宮（けんきゅう）とか。
真ん中を中宮（ちゅうぐう）といい、世界の中心を意味し、そこは地球である五黄土星のホームグラウンドになっています。
各星は自分のホームグラウンドを離れ、他の星のホームグラウンドを順にめぐっていくわけですが、自分が入ったホームグラウンドの場所の影響を受けますし、自分のホームグラウンドに入ってきた星の影響もうけるのです。
全ての星は中宮から出発し、８個の宮を廻り、中宮に戻って来ます。
例えば七赤金星生まれだという人は、七赤金星が中宮に入った年に生まれた人です。
だからすべての人が五黄土星の気の影響を受けて生まれて来るのです。
つまり、すべての人の心の中には、五黄土星の変革の気、生成の気、生存欲の気、独占欲や獲得欲の気、腐敗の気（怠惰、堕落、退廃、暴欲）があるという事です。
二黒土星、五黄土星、八白土星のうちの一つが中宮に入ると、ビンゴのように、土星が三つそろって『変化』という暗示のある場所に並ぶことになります。
つまり、地球自体が変化の気に入るので、大地も山も変動する事が多くなり、それに伴って火山の噴火、地震や風水害、干ばつなどの自然災害が多くなると観ます。
五黄土星は万物創造の根源であり、そのエネルギーは大変に強烈で、万物の生成と死滅をつかさどるのです。
その五黄土星がどこに回っているかという事でも、その年の災害がどんな災害なのか推測できます。
今年は山に関する災害が多い年です。山崩れ、噴火、火山性の地震など。
ちなみに3.11の大地震が起こった2011年は七赤金星が中宮にあった年で、五黄土星は震宮にありました。もう字を見ればお分かりですよね。
地震の震ですから。
そして九紫火星に凶神が2つも付いた年でした。火星ですから、火や熱に関するものに禍が起こりやすくなるという暗示です。
福島の原発が破損しましたね。
九紫には学問研究という意味もありますから、それに凶神が付いたという事は、科学的、技術的に安全とされた原発の危うさが露呈されたことで、学問研究に携わる科学者、技術者たちの傲慢さを、自然が打ち壊したのでしょう。
それなのに、まだ原発再稼働なんて、「神を恐れぬ愚か者め！」という気持ちです。
ちなみに2011年3月は七赤金星の月で、つまり、年月そろって七赤金星、九紫火星に凶神が2つ付く月であり、11日は八白土星中宮の日で、五黄土星に凶神が付き、庶民を意味する二黒土星に凶神が付いた日でした。
災害が起こり、日時が特定されて、後から方位盤を見ると、やっぱり占いはすごいと思うのですが、年月くらいはチェックしても、今月は危ないと思っても、日までは細かく見ないし、災害が起こる場所も日本とは限らないし、特定できないし、また災害が、大災害になるとも限らないので、占いで災害を予測することは難しいのです。
「今年は災害が多いですから、気を付けましょう」くらいしか言えないのが残念です。
とりあえず、目前の台風に対する備えだけはしてください。
九月の第一週まで五黄土星中宮の月になります。
山崩れには特にご注意ください。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿
