安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

オリンピック・パラリンピックは誰のため?

もう政府は、国民の声に耳を傾ける気もなく、国民の不安が少しでも少なくなるような説明努力もせず、明確な開催意義を国民に説明する義務も果たさないまま、何が何でもオリンピック・パラリンピックを開催するつもりのようです。

「国民の命と暮らしを守る」と菅さんは言うけれど、どうやって守るのか、いつも具体的な方策については何も言いません。

 

GO・TOトラベルの時も菅さんは、「人が動いただけでは、感染は広がりません」と科学的根拠を何も示さず言っておきながら、その後北海道や沖縄を始め感染が日本中に拡大したことに対して、一言の釈明すらありませんでした。

そんな無責任な人が「国民の命と暮らしを守る」といくら言っても説得力はゼロです。

 

日本中の医療関係の方々から、オリンピック・パラリンピック中止を叫ぶ悲鳴のような切実な声が上がっています。

『「現場はよくやっているが、相当くたびれている」そんな状況の中で都立病院など公的医療機関に、医師や看護師、検査技師、薬剤師を五輪・パラリンピックに派遣するよう要請が来ているという。「つまり期間中は、現場のスタッフがその分減る。一般市民の受けるべき医療を制限するしかなくなる。」と指摘。「そんな状況で大会を強行することが倫理的に許されるのか」と(都立病院の元院長は)力を込めた。』(6月11日朝日新聞夕刊『五輪・パラ医療現場の訴え』より)

つまり、オリ・パラ開催は、感染拡大、特に変異株の感染拡大のリスクに加え、その期間中、オリンピック会場がある地域の人たちは、本来受けられる医療が制限される状況になるわけです。

 

医療に携わる方々の必死の努力、倒産の危機におびえながら時短営業に応じてきた店の努力、マスクをつけ、手洗いうがいを励行し、楽しみを我慢してき国民の努力、もしここで第5波が起こってしまったら、一年以上にわたるその努力は水の泡です。

いくら菅さんが安全安心と言っても、ウイルス感染のリスクは絶対ゼロにはなりません。

 

オリ・パラの大会ボランティア7万人のうち、約5万についてワクチン接種のめどがたっていないという報道もあり、また、大会役員などの送迎用タクシーおよそ2700台の運転手さんにはワクチン接種をするかどうか議論にもなっていないとか。

全てこの調子で、何万人もの関係者に完璧なウイルス対策ができるとは、どう考えても無理としか思えません。

 

IOCオリンピック委員会の儲けのためになぜ日本国民が犠牲を払わなければならないのでしょう。

 

6月12日の朝日新聞『ひもとく』というコラムに『強権IOCと五輪』という題で作家の星野智幸さんがIOCについて書いていました。

オリンピック最大のスポンサーであるアメリカのテレビ局の都合で、オリ・パラが酷暑の夏に開かれるという事は知っていましたので、IOCがアスリートの健康よりもお金を重視する組織だというのは分かっていましたが、1930年代、IOCがファシズムと親和し、戦後も歴代の有力な会長は元ファシスト支持者たちで、強権統治への思考を隠さなかったという事は星野さんのこの記事で初めて知りました。以下少し引用させていただきます。

『スポーツの清廉なイメージで不都合を覆い隠す「スポーツウォッシング」こそ、各国の政治が利用したがる五輪の効果だ。平和の祭典だとか平等の実現だとか掲げているが、あくまでも巨額の利益という目的の二の次であることは、今、パンデミックの最中に強行しようとするIOCの態度で明白だろう。』

星野さんに私も同感です。

 

イギリスの医学誌が、今回の五輪・パラリンピックを開催すべきかどうかについて、WHOが言及を避けているのは責任逃れだと批判しています。

WHOの口を封じてしまうほど、IOCはすごい力を持っているのでしょうね。

しかし開催国の国民の総意が一番ものをいうはず。

ニューヨーク・タイムスなど、世界中の心ある人々が今回のオリンピック・パラリンピック中止の声を上げ始めています。

私たちもあきらめずに声を上げ続けなければなりません。

 

占いで言うと、来年は大地を意味する二黒土星、地球を意味する五黄土星、山を意味する八白土星が変化の場所に一直線に並びます。

しかも大地の星には凶神が巡りますので、地震、噴火など自然災害が起こりやすくなります。

大規模な自然災害は世界のどこで起こるのかまでは分かりませんが、どの国も備えが必要です。

 

だからこそ、今年できるだけ早くコロナを終息させ、少しでも経済を回復しておかなければなりません。オリ・パラを無理に開催して感染拡大のリスクを背負うのは日本経済にとってはもちろん、感染拡大したら世界経済にとっても非常に危険なのです。

 

そうそう、肝心なことを忘れていました。今年の8月がちょうど来年と同じ星の並びになるのでした。

つまり、二黒土星、五黄土星、八白土星が変化の場所に一直線に並び、しかも二黒土星には、凶神が二つも付くのです。

不気味です。コロナに自然災害のダブルパンチだけは、神様お許しください。

 

 

 

              北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿