安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

守護霊たち

私たちは生まれる前から、そして死んだ後もずっと守護してくださる善霊たちと深く関わりながらこの世を生きています。
それは守護霊とか守護神とか呼ばれる善霊たちで、一人ではなく、複数の霊団になっています。


その霊団の主となる霊は、主護霊(ガーディアン・スピリット)と言い、自分自身の霊的家族の中の高級霊(亡くなってからおよそ500年以上は経っている霊格の高い霊)で、自分自身にとてもよく似た存在であると言われています。


男性には男性の、女性には女性のガーディアン・スピリットがつくことが多いようで、自分が生まれる前も死後もずっと一緒で、他の霊と入れ替わることは有りません。


友人や結婚相手など、人との出会い、住まいや就職先など、私たちの人生の出会いをコーディネイトする役目の支配霊(コントロール・スピリット)がいます。
私たちが、偶然や奇遇だと思っていることは、実はこの支配霊の働きによるものなのです。
偶然は何一つありません。


そして趣味や職業を指導してくれる指導霊(ガイド・スピリット)がいます。
この指導霊は、自分の霊的家族の霊とは限らず、外国人の霊がつくことも少なくないと言います。
お医者さんにはお医者さんの、大工さんには大工さんの指導霊がつきます。
例えば、音楽を勉強し作曲家を志した人は、最初は無名の音楽家の霊が応援してくれますが、精進すればするほど、高級な指導霊といれかわります。
精進努力の結果、高い波長を保っていけば、才能のない人でも、バッハやモーツアルト級の霊を呼び、世界的なレベルにまで能力を伸ばすことも可能なのだそうです。


反対に、傲慢になったり、精進を怠ったりして波長を落とせば、高級な指導霊は離れて低級な霊に変わってしまうのです。
すると本人の能力も低下してしまいます。


主護霊、支配霊、指導霊までが、神が与えて下さった人生の第一の案内人です。


この他に第二の案内人とも言うべき、補助霊(ヘルパー・スピリット)たちがいます。
第一の案内人を手伝う存在で、善霊ではありますが、霊的にはまだまだ修行中の、さほど古くない霊魂の場合が多く、近いご先祖様や身内の霊、友人や、時には本人の何かに共感した、全く知らない人の霊の場合もあるようです。
亡くなってそれほど月日が経っていない分、現世の事情に強く、私たちの人生を見守り、助言をしたり、危険を知らせたり、私たちの日常生活にしばしば関わっているようです。


守護霊団の霊たちは、子供を守る親のように、与えられたそれぞれの任務を果たしてくれます。必要な時には試練を与え、その試練を通じて私たちを善と更なる進歩へと導いてくれます。


私たちは守護霊団によって守られていますが、神によって自由意思を与えられているため、悪いと知りつつ誘惑に負けてしまう事もあるのです。
守護霊たちの配慮に私たちが応えると彼らは大変幸せに感じますが、私たちが悪や誘惑に屈服してしまうのを見ると、彼らは大変悲しみ苦しみます。
目の前で、わが子が穴に落ちるのを見なければならない親のような気持ちなんでしょう。


なぜ私たちは守護霊たちを悲しませてしまうのでしょうか?
それは私たちが不完全であり、たくさんの弱点を持っているからなのです。
私たちの弱点は悪霊にとっては、私たちの魂を誘い出すための開かれたドアのようなものです。
私たちが否定的になったり、守護霊が与えてくれる忠告を無視した時に悪い霊がドアの中に入ってくるのを赦すのです。


私たちは守護霊団によって守られていますが、悪を遠ざけるか否かは自分自身の意志なのだと気付かなければなりません。
善を行うのに必要なのも本人の意志だけです。
自分を苦しめる困難の第一原因を、多くの場合、自分自身の性質の中に持ち合わせているのだとしっかりと自覚しなければ進歩は望めません。


その事が理解できれば、例え一時的に悪霊の侵入を赦しても、彼らに屈しない強い意志で、彼らを追い出すこともできるのですから。


信じる信じない、望む望まないにかかわらず、私たちは霊的な存在であり、想像以上に善霊や悪霊と関わりながら生きているのです。


どんな悪人にも守護霊はいます。その事に本人が目覚めた瞬間から守護霊たちは本人とコンタクトできるようになるのです。
アメージング・グレイスと言う歌は、突然目覚めた奴隷船の船長がその驚きと感謝を歌った歌だそうですよ。




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