安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

パニック障害完全克服記念日

今日(11月2日)は私のパニック障害完全克服の記念すべき日。
なんと、MRIに挑戦して、全然平気でいられたのだ!

7,8年前に、頭の検査でMRIを撮らなければならなくなった時に、パニック障害が完全に克服できていなくて撮影できず、CT撮影に変更してもらった事があった。


ハトホルエクササイズに出会い、近年はほぼ完全に治っているとは思っていたが、飛行機や新幹線に乗るチャンスが無くて、完璧に治ったかどうか、今一つ確信がもてなかったのだが、今回のMRI撮影の経験で、完璧にパニック障害を克服できたと確信が持てた。
本当に嬉しい。


33歳の時、池袋の東急ハンズからサンシャインへ向かって地下道を歩いている時、急に地下空間にいることに恐怖を覚えた。
その時以来、20年以上、パニック障害に悩まされてきた。
もちろん心療内科にも通ったが、精神安定剤をくれるだけだった。


薬に依存して生きていくのはどうしても嫌だった。
心の問題なのだから、心を強くしようと、ヨガをやったり、気功をやったり、瞑想をしたりいろいろやった。
そうして出会ったのがスピリチュアリズムの思想とハトホルエクササイズだった。


パニック障害はつらい。
私は一見すごく元気に見えるので、そんな精神的な病に悩んでいるとは信じてもらえず、この病気を分かってもらえないことが一番つらかった。


みんなが平気でいられるのに、自分だけ恐怖を覚えてしまうことが、理性で考えれば、自分だって理不尽だとも気のせいだとも思うのだが、体が反応してしまうのだ。


まるで生き埋めにでもされるような、気も狂わんばかりの恐怖感に襲われ、心臓ドキドキ、冷や汗がドッと吹き出し、呼吸困難になる。


いつそうなるか分からない恐ろしさで、エレベーターも混んだ電車も地下鉄も乗れない。
飛行機も、新幹線も駄目。窓のない狭いトイレも恐い。
パニックになりかかった時に、すぐにその場から逃げられる状態じゃないと怖いのだ。


そのころ住んでいた埼玉県から都心へ向かう私鉄の急行電車にも乗れなかった。
気分が悪くなったらすぐ降りられるように、各駅停車にしか乗れないのだ。
2時間も早く家を出て、各駅停車で職場に向かう日々。
しかも子育て真っ最中。仕事はやめられないし、必死だった。


ご招待いただいた地下にある小さな劇場で、公演の最中に気分が悪くなり、慌てて退場してしまう失礼もあった。
エレベーターに乗ったら途中の階で混んできて、急に怖くなり、連れていた子供そっちのけで、混み合った人を必死にかき分けて、無理やりエレベーターから降りてしまった事もあった。


みんなみんな過去の事になった。嬉しい!


MRIのあんな狭い筒の中に、頭も体も固定されたまま、頭からすっぽり半身入って、20分もひどい騒音と震動に耐えられたんだもの。わたしはもう絶対大丈夫だ。


突発性難聴の検査のためにMRIを撮ると決まった時、私には大丈夫だという確信があった。
混んだ地下鉄も大丈夫だし、エレベーターも大丈夫なんだから、おそらく大丈夫に違いないという確信はあったのだが、それでもやはり、時折、本当に大丈夫だろうかという気持ちが過ることもあった。


撮影の朝、家を出る時、クモの巣に真っ白なフワフワの小さな羽が引っ掛かっていた。
「あっ、天使さんのメッセージだ。応援してくださってるんだな」と私は思った。


病院に着いて待っている間、私は少し緊張していた。
もし私が少しでも不安を感じるなら、私は神を信じていないという事になる。
神を本当に信じるなら、どんな状況の中にあっても私は平気でいられるはずだ。
今回の経験は、自分の信仰心を試す良いチャンスだと私は考えていた。


病院の用意してくれた検査用の服に着替え撮影する部屋に入っても、私は少しもドキドキしなかった。
ヘッドホンを着け、頭と体を固定され、筒の中に入っても、全然平気だった。
すごい音と震動にさえ、私は全く動揺しなかった。


ただ後半、長時間同じ姿勢で身動きできない状態が、少々苦痛に感じられてきた。
その時、私の頭の上の方で、平安時代の巫女さんが打掛を来たような、顔立ちが私によく似た主護霊(ガーディアンスピリット)様が、
「ほらほら、もう少しだから我慢なさい。あなたは子供みたいに、物事がいつでも自分の思う通りにならないと我慢できなくなるんだから。だから自由がきかない事の練習をさせられちゃうのよ。」と、笑いながら私を諭し、励ましてくださっている映像が見えて、苦痛が和らいだ。


*注 主護霊 (ガーディアンスピリット)というのは、人の守護霊団の中心的人物で、人が生まれる前から死んだ後までずっと面倒を見て下さる方だ。


それから間もなく撮影無事終了となって、さすがにホッとした。
検査結果は来週になるが、お陰様で、耳の方は普通に聞こえるようになったし、奇跡の歯も、いまだ健在。歯周の炎症もほとんど治まっている。


かくして、わたしの最悪の年の最悪の月も、背後霊様たちに守られて、何とか無事終了しそうだ。


        北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿