安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

梅雨空でもスッキリ!

先日久しぶりに図書館に行って、あちこち見て回っていた時に、ふと目にとまった本が『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵著)という本でした。

 

片づける事の気持ちの良さは知っているので、片づけが嫌いな方ではありませんが、何せ我が家は手狭で、いろいろなところから物がはみ出ています。

 

特に、年を取って忘れっぽくなったので、よく使うものは目につくところに置いておくのでなおさらです。

 

スッキリ片付いた部屋に住みたいという長年の憧れがあって、プロに学べば何とか今よりましになるかもしれないと思い、さっそくその『魔法』の本をひもといてみました。

 

『一気に、短期に、完璧に、まずは「捨てる」を終わらせる』と先生はおっしゃいますが、年寄りの体力では何事も『一気に』とはいきませんし、衣類の片付けの時、衣類を全部一か所に出すと言われましても、スペースがないので、無理。

とまあ、こんな具合に、全てが師のおっしゃる通りとはいきませんが、出来る事だけでもやってみようと読み進めました。

 

一通り読み終えたところで、単純な私はすっかり魔法にかかり、早速モリモリ片づけたくなりましたが、何かと予定が入っているため、片づけにかけられる時間は限られ、尚且つ体力的にも長時間は無理とあって、まずは、長年の悩みの種の衣類から取り掛かる事にしました。

 

いつも衣替えの時に3時間から4時間近くかかり、入れ替えても、そのシーズン中、一度も手を通さない服が3分の2くらいあるのじゃないかと思います。

もう少し痩せたら着たいと思い処分できない服とか、見たらトキメクけれど、ちょとデザインや色が派手で人前で着られないけど、でも好きで捨てられないものとか、『片付けは自分と向き合う事だ』と師がおっしゃる通り、無性に自分に腹が立ちます。

 

衣替えのたびに毎回、今度こそ思い切って捨ててすっきりしようと思うのに、毎回同じことを繰り返す愚かな私。

 

もう、体力も気力もないのですから、せめて、1時間くらいで終わるようにしなければと悲壮な気持ちになりましたが…。

 

まずは、手近なところからと、ゴロゴロと丸めて引き出しに入れていた靴下類から始めました。

師の教え通り引き出しから全部出してみると、あるわ、あるわ、自分でも呆れるほどたくさんあって、「なんでこんなに買うの!私バカ!本当にバカ!」と、心底愚かな自分に怒りを覚えました。

 

丸めるのはいいけれど、『重ねてはいけない』『同じものは同じところに集める』という師の教えに従って、種類別に全部立てて引き出しに入れてみると、スッキリ収まり、気分もスッキリ!その上取り出しやすくもなりました。

 

調子に乗った私はたんすの引き出しに手を出しました。

引き出しの高さに合わせて、シャツなどをきっちり四角くたたみ、立てて収納していくのです。そうしたら重ねていた時よりも俄然スペースが空いたのです。

これにはちょっとびっくりしました。

取り出しやすいし感動!

引き出し二段分の衣類がほぼ一段で収納できました。

 

時間切れでその日の片付けは中断しなければならずとても残念でしたが、またのお楽しみ。

 

すっごく嬉しくなって、早速友人に収納の極意を伝授すると、彼女は既にそれを実践していて、知らないのは私だけというお粗末。

 

ならばゴミ部屋の息子ならとその話をすると「えっ、母ちゃん、コンマリ知らなかったの?有名じゃん。」と言われ、「コンマリっていう愛称まであったのね」とまたまた傷つく私。

「コンマリさん知ってるなら、さっさと自分の部屋、片づけなさいよ!」と言いたい言葉を飲み込んで、心の中で毒づく私でした。

 

本の発行年月日をチェックすると2011年、10年以上が経っています。

みんな知ってて当たり前でした。

近藤麻理恵さん、コンマリと呼ばれるくらい、みんなに愛される有名な方だったのですね。

 

素敵なご本に巡り合えて、良かったです。

遅まきながら、師の教えを今後も実践してすっきりした老後を過ごしたいと思います。

 

 

 

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