我が細々とした商いもコロナの影響でしょうか、テーブルの上にアクリル板を立て、寒い時でも窓を開けて鑑定するように、できる努力はしていますが、やはりお客様の減少は避けられません。
今年は占いで鑑てもお金を象徴する星に凶神が付いているので、世界的に経済状況は厳しくなり、大手といえども、特に大衆相手の商売は経営がさらに厳しくなるのは避けられそうにありません。
コロナが世界的に下火になるには最低でも今年いっぱいはかかるでしょうし、ましてオリンピックまでの数か月で下火になるとは考えにくいです。
オリンピックは世界のスポーツの祭典ですから、たとえ日本だけが下火になっても、諸外国でまだまだの状態であれば、開催は難しいでしょう。
3.11大震災を予言した霊能者、松原照子さんが何年も前に著書の中で予言したとおり、東京五輪は残念ながら開催できないのではないでしょうか。
競技場の設計段階からケチが付き始め、その後もエンブレム問題が起き、そしてコロナに見舞われ、またぎりぎりの今になって会長が差別発言で辞任せざるを得なくなるなんて、どう見ても天の応援が得られていないようです。
日本のジェンダーギャップは、世界153か国中121位だそうで、日本はとてもじゃないけど先進国とは言えません。
それが森さんの問題発言で表面化しただけです。
森さんのような人が今の政権与党にも、野党の中にも、司法や行政府にも、日本中のあらゆる所にたくさんいると感じてはいましたが、ここに来て改めてはっきり国民に気付かせてくれたという意味で、森さんの差別発言は日本人が女性差別について考える良いきっかけになったのではないかと思います。
数十年も前から叫ばれている夫婦別姓がいまだに認められていません。
通称として実家の名字を名乗ればいいという人がいますが、名前が二つあるというのは実際とても面倒ですし、実家の姓を名乗りたいという本人の意思を法的にねじ伏せるような理不尽さを感じます。
改姓する時も印鑑から生命保険、クレジットカード、銀行など、とても面倒な手続きが必要です。
「夫婦別姓では家庭が崩壊する」なんて、よくもそんな馬鹿気たことが言えたものです。
だって世界的に見ても、別姓を認めている国のほうが圧倒的に多いじゃないですか。
世界のあちこちで、家庭が崩壊してるんですか?
夫婦は同じ姓でいたいという人まで別姓にしろと言っているのではなく、別姓を希望する人には別姓を許可すればいいだけなのに、なんでそれも認めないのでしょう。
法律は人権を守るためのものであってほしいのに、それを阻害している法律があるなんて許しがたいです。
もう一つ人権を甚だしく阻害している法律があります。
DNA鑑定で父親が誰か分かる時代になっても、離婚した女性への懲罰のように、女性にだけ100日間の再婚を禁止する明治時代の民法がまだ存続していることです。
また、DVで身の危険を感じるなど、話し合いができなくて離婚手続きが取れない女性が戸籍上の夫ではない男性の子供を出産した場合、明らかに違うと分かっていても、自動的に戸籍上の夫の子供になってしまうので、それを避けるために出生届を出せずにいて無戸籍になってしまう子供の深刻な状況がずっと以前から問題になっています。
学校へも行けず、医療保険ももらえず、仕事にもつけない、海外にも行けない、その子の人権は不合理な法律によって奪われているのです。
時代に合わない不条理な法律はさっさと変えたらいいのに、何が足を引っ張っているのでしょうか?
その事によって何も不便を感じない、何も不条理さを感じない人たちが国を牛耳っているからに違いありません。
今年総選挙があります。
女性差別主義者を国会から叩き出すチャンスです。
また、最高裁所裁判官の国民審査も同時に行われます。
最高裁の差別主義者たちには✖です。
娘と性的関係をもった父親が無罪になったり、勇気をもって安倍前首相のお友達を告発した女性の訴えが認められなかったり、司法の場も非常に女性差別的かつ権力者には甘いのです。
今回のコロナウィルスへの対応の仕方を見ても、日本は女性差別の問題だけではなく、明らかに先進国ではなくなっています。
お隣の台湾や韓国に及びません。
日本の活力が失われていることに危惧を感じます。
国民の半分である女性、未来を創造する子供たちを産み出す女性が幸せでない国は活力を失い繁栄できません。
女性が生きやすい世の中、それは弱者も生きやすい世の中です。
弱者が生きやすい世の中、それはその国がだれにとっても暮らしやすい国であるという事です。
日本がそんな国になりますよう祈ります。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿