安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

お陰様で元気です!

涼しさを通り越して、だいぶ寒くなって参りましたが、お陰様でクロちゃんは信じられないくらい元気になり、食欲もかなり戻って来ました。
一時痩せましたが、また少し太ってきたようです。


暑い時期、ほとんど24時間、クーラーは付けっ放しなのですが、それでも暑さが老体にこたえたのでしょうね。


寒くなってからはラックの下からはい出して、猫用ホット座布団の上に移りました。
屋根つき猫ハウスも用意してあるのですが、去年からどうしてもそこに入ろうとしないのです。
真冬、暖房の消えた夜中、ホット座布団だけでは寒かろうと思って用意してあるのですが、喜んで入っていたのは初めの年だけでした。
何がお気に召さないのかわかりません。


病気になる前、あんなに夜中に徘徊して、変な唸り声をあげ、私を悩ませていたのに、病気をしてからのクロちゃんは、とてもいい子にしてます。


前日まで元気だったのに、朝、突然動かなくなってしまい、水すら口にせず、ぐったりしているクロちゃんを見たショックは強烈でした。


3.11の大地震や大津波の時、人生には考えられないようなことが、突然起こるものだと震えるような思いで感じたのですが、今回のクロのことで、あの時の気持ちがよみがえり、また私の中に焼き付けられました。


いつ何が有っても後悔しないようにと、クロと触れあう時間をできるだけ大切にしています。
みんなに大切にされ、それがクロにも伝わって気持ちが安定し、徘徊しなくなったのじゃないかと思うのです。
そうだとすると、クロをあんな風にしてしまったのは、私のせいだったのだという事になります。


考えてみれば、私はいつも忙しく、自分のやりたい事を優先して、クロの気持ちをあまり考えず、ニャーニャーとしつこくすり寄って来た時だけ、おざなりに撫でて、横目で時計をにらんでは内心イライラすることが多かったと思います。
撫でてはいても、心がこもっていなかったんですね。
クロはそれを敏感に感じ取っていて、すごくさびしかったんでしょうね。


もしかしたらあの病気も、暑さのせいばかりではなく、さびしくて生きる気力がなくなってしまったからかもしれません。


クロはのんびりした自然豊かな所から、いきなりごちゃごちゃした緑の少ない街中に連れてこられました。
我が家に連れてこられてからのクロの気持ちを今考えてみると、可愛そうでたまらなくなるのです。


他に仲間がいればいいのでしょうが、一匹だけで飼われており、飼い主も一人の場合の家猫は、よほど飼い主が猫の相手をしてやらなければ、本当にかわいそうです。
しかもクロは、以前は多頭飼いされていて、家の外と内を自由に出入りする環境で生活していた猫だったのですから。


今では外に出たがらなくなりましたが、我が家に来た頃は、外に出たがってよく鳴いていました。
外は車が走り、野良猫たちがうろうろしています。とても一匹では出せません。
リードを付けようとしたのですが、嫌がって巧みにすり抜け、こちらがあきらめました。
昼間、私が付いて少しずつ外に出すようにして慣らしていきましたが、雌猫なのであまり遠くへは行かずすぐに帰って来るので助かりました。


私は犬は飼ったことがあるのですが、猫を飼った経験が無く、友人、知人に相談しながら、試行錯誤で何とか今日までクロちゃんと暮らしてきました。
食事や排せつ、ブラッシングなど、私なりに一所懸命世話をしてきたつもりですし、可愛がっても来たつもりだったのですが、それではまだまだ足りなかったのですね。
もっともっと愛情を込めた対応が必要だったのだと反省しています。


寝ていることが多い猫、何を考えているのかよく分からないのですが、こちらの気持ちにはとても敏感なのだと最近やっと気づいてきました。
手は抜いても、気持ちは込めなければと思います。
それはきっと、猫だけじゃなく、誰に対しても、何に対しても大切な事なんですよね。
頭でわかっていたつもりですが、それを本当に実践してないじゃないかと、私の至らなさを猫にまた教えられた気がします。


明日もまた、今日と同じような一日が始まるとは限りません。
この世の全ては一期一会、その時その時を大切にしなければ。
クロちゃんと一緒にいられる今の幸せを大切に思い、これからの寒い季節、あったかいクロちゃんを膝にのせ、ブログ頑張ります。
今年は早く来年の占い書くつもりです。
楽しみにしてください。



                 北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿