5月22日は怪猫クロちゃんの一周忌で、ちょうど『はてなブログ』から、クロの最後の日々を書いた昨年のブログが送られてきました。
自分の書いたものなのに、読んだら泣けてしまいました。
あれから一度も、夢にさえ現れてくれないクロちゃんは、23年もこの世にいて大変だったから、すっかりあの世で楽しんでいるのでしょう。
携帯電話の中に撮りだめた写真を見ては、またひとしきりめそめそしています。
三月に姉を亡くしたばかりなのに、姉の時よりもつらいのはなぜなのでしょう。
お世話になったお姉さん、ごめんなさいです。
動物の尊さは、今という時間を掛け値なしに精いっぱい生きている所です。
亡くなる数日前、クロは自分の体がしんどいのに、外出から帰った私を、残された力を振り絞って立ち上がり、迎えようとしてくれました。
そのひたむきさが胸を打つのです。
罪なきけなげな生き物たちを虐待する人間が許せません。
飼い犬や飼い猫を捨てるのはもちろん、犬や猫を店で売るのも、私は罪深いと思うのです。
売れ残った犬や猫たちが、狭いゲージに閉じ込められ、殺処分や飼い殺しにされている現状、人間の儲けのために、どれだけ多くの犠牲が生まれているのかお考えになってください。
もし、犬や猫を飼いたいと思っているなら、絶対にペットショップでは買わないで、保護猫や保護犬を一匹でも助けてあげて欲しいと思います。
ここ数か月、毎日我が家に野良猫が現れるようになりました。
午後3時と6時に一匹で現れたり、同じような柄の大きめの猫と二匹で現れたり、時には四匹で現れて、餌をやる私が大慌てです。
みな同じような薄茶色に黒の縞模様の猫で、親子兄弟なのでしょうか。
みな避妊済みと見えて、耳が三角にカットされています。
毎日来る猫は比較的なれていて、かなり接近しても逃げません。
私はフワフワの毛に触りたくて、すきを見て触ろうと試みているのですが、ちょっとでも触ろうとすると、「シャアーッ」と威嚇します。
これが野良猫、わかってはいるのですがね。
威嚇しつつ餌はしっかり食べ、満足そうに顔を洗って、どこかに帰っていく。
そして翌日また私を待っていて、私が戸を開けて顔を出すなりじっと見つめて、舌をぺろぺろ、餌の催促です。
それがかわいくて、「私は餌ですか?」と冗談を言いながら、餌の準備です。
私が癒される時間です。
私が60歳なら、保護猫を引き取って育てたいのですが、今は自分の世話で精一杯ですし、今から20年生きる自信もありません。
野良猫は急に来出して、突然ぱったりと来なくなります。
だからあまり懐かれない方が、いいのかもしれません。
神は全ての者にとって、いつも最良となるようにお計らいくださいます。
今の状態が私にとって最良なのでしょう。
今有る幸せを大切に、感謝して後は自然にお任せしましょう。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿