安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

真夏の恐怖体験

猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は実に背筋も凍る恐怖体験をしました。


私はもともと暑さに弱いのですが、それでも昨年までは、「暑い暑い」「バテた」と愚痴りながらも何とか日常生活は支障なく過ごしてきました。


しかし、今年の猛暑は、やけに体にこたえるのです。
体温調節がうまくいってないみたいで、汗をかいているのに、一向に身体の中の熱が発散されず、熱が体の中にこもっているような苦しさを感じるのです。


あまりの暑さに息苦しくなり、すぐにクーラーに頼ってしまったり、冷たいものを飲みすぎて、お腹を壊したり、だるくて何もしたくなくなり、ダラダラと時間を過ごす毎日が続いていました。


そんな猛暑のある日、午前中ダラダラしていて、これではいけないと、よせばいいのに西日の当たる風呂場を、西日のたっぷり当たっている午後になって、掃除し始めました。
掃除の前に熱中症対策で水を飲んで、小さな窓ですが開け放ちました。
室温は40度近くなるかもしれませんが、水を使うし、大丈夫だろうと思ったのです。


20分くらい経った頃でしょうか、掃除も終盤に差し掛かって、流れる汗を拭きつつ床にかがみこんだ時です、心臓が急に掴まれたように苦しくなって、呼吸も苦しくなりました。


これは危険だと思い、そろそろと部屋に戻り、クーラーをかけ、扇風機に当たり、冷たい水を少しずつ飲んで、身体を冷やすことに専念しました。


しかし悲しいかな、我が家の老朽化したクーラーの能力では、たった六畳の部屋でも、暑い盛りだと、30度まで室温を下げるのに、10分以上かかってしまいます。
扇風機だけが頼りという状況の中で、タンクトップに半ズボン、こんなみっともない格好で死ぬのは困るなぁなどと考えていましたが、身動きできません。


20分位じっとしていると、幸いなことにやっと落ち着いてきました。


何とか身体を動かせる内に移動できて、よかったと本心から思いました。


今迄、狭い我が家に不満を抱くことが多かったのですが、この度は感謝でした。
そう思うほど、移動するのが苦しかったのです。
大きい家だったら、部屋に戻る前に気絶してたかもしれないし、最悪、あの世に旅立っていたかもしれないし、部屋を冷やすのにも、もっと時間がかかったでしょう。


みんなこんな風にして、自分は大丈夫だと思い、突然、熱中症におそわれてしまうんだと、熱中症(?)初体験しました。


その後健康診断してもらいましたが、心臓にも、血圧にも異常はなく、やっぱり熱中症だったのではないかと思っています。


それにしても、私の今年の夏バテはひどく、「やっぱり、60代も真ん中に差し掛かると、体力落ちるんだねぇ」とあきらめムードでした。


食いしん坊の私が食欲がなくなるなんて、めったにない事なのですが、猛暑が始まったころから、食欲もなくなってきました。


去年までは、いくら暑い夏でも、食欲が落ちることはありませんでした。
猛暑でもランチに出かけ「痩せる暇がないわねぇ」と、友人と笑い合っていたのですから。


お腹はすくのですが、何も食べたくないのです。
何を食べようかあれこれ考えるのも面倒になって、有りあわせのもので、テキト―に済ませてしまう事が多くなっていました。


その日も、お昼ご飯を食べそこなって、お腹がすいたなあと思いながら、買い物に出ました。ついでにどこかで食事すればいいと思って家を出たのですが、10分くらい歩いた時、急に全身の力が抜け、歩くのもやっとになり、両手が震え始めたのです。


これは糖尿病の友人が言っていた、低血糖の状態かもしれないと思い、近くの食堂に飛び込んで、食べ物を注文しました。


途中で具合が悪くなったらどうしよう、救急車なんて、お店に迷惑かけたら困るなどと、気が気ではありませんでした。
後で友人に「ジュースの方が良かったのよ。即効性があって」と言われてなるほどと思ったのですが、その時は空腹イコール食べ物だったのです。


まだ夕方で店もすいていて、注文したものがすぐに出てきたのが、ラッキーでした。


「気絶したらどうしよう」震える手で必死に割り箸を取った時の恐怖が忘れられません。
自分の体がそんな風になってしまうなんて、考えた事もありませんでしたから。


何とか食べ終えてしばらくするとやっと身体に力が戻り、歩けるようになったので、本当にホッとしました。
低血糖(?)も初体験。


その後の健康診断では、血糖値も正常でしたから、たぶん一時的な低血糖だったのだと思います。


そして夏風邪もひきました。のどの痛み、咳もひどく最悪でした。


今迄の状況を見ると、私は完全に体力がなくなっています。去年の自分と比較しても、情けないくらいです。
年齢のせいだけなのだろうかと考えていて、ハタと思い当りました。


原因はダイエットだ!


6月ごろから、私は酵素ダイエットというのをやっていて、一日3食のうちの1食を、酵素を飲むだけにしていたのです。つまり一日2食。


お陰様で体重も2キロ近く減り、お腹周りも3センチほど減って、喜んで友人に自慢していました。


若い人なら、そんなに体力が落ちないかもしれませんが、なにせ栄養吸収の悪い老体にはこたえていたのでしょうね。
そこにもってきてこの猛暑です。
2食の食事もいい加減にしていたのです。


自分では気づかなかったのですが、すごく体力が落ちていたのだと思います。
そう言えば何となく体がしゃんとしない感じがずっと続いていました。


年を取ったらダイエットは無理だと悟りました。
それより、『腹八分目』だと気付かされました。
若い方でもダイエットなさる時は、真夏は避け、栄養管理をしっかりしてくださいね。


風邪も治りかけ、やっと体に力が付いてきて、家事をやる気が出てきたところです。
身体を動かせる喜びを感じています。
当たり前ですが、やっぱり健康が一番!


健康のありがたさを再認識し、食生活を猛反省した、ばあ様のひと夏の恐怖体験でした。
お粗末!



           北千住のスピリチュアルな占い師  安 寿