安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

これからの日本

大きな余震が続く中、これからの日本はどうなってしまうのかと、みんな不安に思っているだろう。
占うまでもなく、経済的にも、精神的にも大変なことは目に見えている。


それではいつ頃から私たち庶民は希望を持てるようになるのかと、占ってみた。


ようやくいろいろなことが落ち着いてきて、庶民に希望が出てくるのは、2015年ごろからではないかと思う。
電力だって安定的に供給されるようになるには、来年いっぱいはかかってしまうだろう。それも、もしかすると、低レベルの状態での安定になるかもしれない。


試練の時、冬の季節の到来だ。
冬の木立のように、命をつなぐために、不必要なものはすべて手放し、すっきりと、凛として生きていく時なのかもしれない。
冬は、占いでは先祖とか知恵を表す。冬の季節は先祖の生き方を思い出し、知恵を遣って生きろということだ。


私たちは今まで、人類史上最も贅沢に暮らし過ぎたのではないか。
1970年代から今日までの40年間あまり、経済的発展ばかりに目が行き、自然を破壊し、物質文明を享受してきた。この度の事は、そのことへの警鐘に違いない。


我が身を振り返ってみれば、私みたいな貧乏人でも、ハンドバッグも靴も洋服も履ききれない、着きれないほど持っている。狭い家が、物であふれている。
食べ物だって、1週間分くらいは常にスットックしているし…。
昔は一家に一台だったテレビやクーラーも、今や一人に一台、一部屋に一台の時代になっている。
欲しければ、夜中でもなんでもコンビニで欲しいものが手に入る。その結果の肥満。


考えてみれば、テレビやマスコミで、現代人は常に欲望を刺激され続け、常に何かに飢えている。


そんな状態は、人を決して幸せにしない。自殺者が多いのを見てもわかるだろう。


これからは、電力不足になって、工場での生産力が落ち、今までの様には贅沢三昧できなくなるだろうが、それでいいのだ。
溢れる物にどっぷりと浸かっていた日本人が、正常な感覚を取り戻すには、この冬の季節はとてもいいチャンスなのだから。


日本経済が競争力を失い、国民生活が苦しくなっても、生命の危機と背中合わせの原発依存、物質中心主義の日本よりはずっといい。


物質的な苦労の中で、今まで忘れられがちだった、連帯とか助け合いとか、人情とか、そういった心の財産がよみがえる時代が来るのではないかと、密かに私は期待している。


      北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿