安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

猫の座布団やってます

2012年のクリスマスの夜にやって来た黒猫ちゃんも、我が家に住みついて4年目に入りました。
たぶん今年で20歳を超えると思われるババ猫です。


年を取ると人間もО脚になるように、前足がО脚になって来ており、黒猫がますます灰色猫になって来ています。
でも長い尻尾だけは不思議と黒くツヤツヤです。
あくび以外ストレッチもしないのになんとしなやかな体。うらやましい限り。


避妊手術済みなのに、恋の季節なのか、最近、夜10時過ぎになると俄然落ち着きがなくなり、狭い部屋の中をうろちょろしだし、12時過ぎたあたりから、気持ちの悪い声で鳴き始め、外へ出たがります。
外へ出してやってもすぐに戻ってくるのですが、それを二、三度繰り返されるのには閉口します。


今年に入って、やっと私に馴れて安心したようで、ものすごく甘えるようになって、最近では私が座ると、必ず膝の上に乗ってきます。


自分が朝ご飯を食べ終わると私の膝の上でマッタリしたくて、私に座れと命令するように鳴いたり、すり寄ってきたり、しつこく付きまといます。
忙しい朝の事ですから、黒ちゃんの希望通りにできないでいると、今度はいつも私が仕事をしたり食事をするテーブルの上に乗って、ギャーギャー喚くので、つい根負けしてしまいます。
時計をにらみながらイライラするのですが、膝の上で幸せそうにマッタリしている猫を見ていると、なぜだかこちらまで幸せ気分になり、あと1分あと1分と時間を引き延ばしてしまうのです。


黒ちゃんは今現在も、私の膝の上で、尻尾で私を叩きながら、キーボードを行ったり来たりしている私の指を見ています。
左手でクロちゃんの背中をなでているのですが、その手に気持ちが入らなくなると、黒ちゃんはキーボードの上に乗っかろうとしますので、油断できません。


猫って本当に不思議な動物です。
犬は素直に愛情表現をして、素直に愛情を求めます。いじらしい感じです。


猫がすり寄ってくるのは、愛情が欲しいというより、餌だったり、自分に何かしてほしい時です。
自分が満たされている時は、知らん顔ですから。
膝に乗っている時も、猫はなんだか尊大で、こちらが座布団にされている気がします。
ご主人の姿を見ると尻尾を振る犬とは大違いです。


だから犬に対してはどうしても自分より下という感じを持ってしまうのです。
保護してあげたい、可愛がってあげたい感じです。


猫は静かに忍び寄ってきて、気付いたらいつのまにか完全に心を奪われているという感じですかね。
明らかに猫の方が上で、あるいは少なくとも対等で、こちらが支配されてる感じがします。普通なら絶対に誰にも支配されたくない私が、猫の座布団にされて喜んでいるのですから不思議です。


ちなみにスピリチュアル的には、猫は自分勝手なせいか、犬より霊格は低いのだそうですよ。


今日はひな祭り。女の子のいない我が家はひな祭りをしたことがありませんが、ババ猫とババ人間、今夜は二人でおいしいものでも食べましょうかね。
黒ちゃんが一杯やれないのが残念ですが…。



          北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿