参議院選も終わり、期待はしていませんでしたが、予想より危険な方向に向かってしまいました。
自民党が議席を減らしたのは当然ですが、減ったと言ってもその分が、国民民主や参政党、維新など、他の保守勢力に回っただけで、日本政治の保守的傾向は変わりありません。
いやむしろ、今までよりもグイッと右に傾きました。
特に、まるでトランプ大統領の「二番煎じ」のような参政党は問題です。
言いたい放題、無責任、独断的で自分を批判するマスコミを追い出す、女性が自由になり過ぎたから子供の数が減っただの、年取った女は子供が産めないだの、人権もへったくれもありません。
7月26日の東京新聞の社説に、「『人権軽視』が目に余る」と参政党に対する批判が載っていましたが、全くその通りだと思います。
こんな危ない政党が、5から15議席に増えたのです。
この政党に投票した方々は、この政党の政策をきちんと理解したうえで投票なさったのでしょうか?
この政党に投票された女性たちは、今まで何世代もかけて女性たちが勝ち取ってきた権利を捨てて、また男性に支配される世の中に戻りたいのでしょうか?
高齢者の終末期延命治療費の全額自己負担化などは、金のない年寄りは早く死ねと言っているようなものです。
この参政党が秋の臨時国会に「スパイ防止法案」の提出を目指しているのだそうで、恐ろしい限りです。「極左の考えを持った人が社会の中枢に入っている。-中略- これを洗い出すのがスパイ防止法です」と、はっきりと憲法が保障する「思想信条の自由」を抑圧する意思を表明しています。(7月22日国会内での記者会見で)
参政党は天皇を元首とし、国民主権ではなく、国の主権と言っていますし、教育勅語も尊重しているそうだし、正に戦前回帰を目指す政党です。
これで旧安倍派の高市早苗さんが首相になりでもしたら、徴兵制復活間違いなしかと心配にもなります。
東京新聞7月26日朝刊によると、25日国会前で「石破辞めるな!」というデモがあったそうです。
「参院選の大敗は石破首相のせいだけではない」
「高市早苗氏らによる右派的な政権に変わるのではないかと懸念する」
「石破首相の政治信条をすべて支持しているわけではない」が「石破首相にはファシズムへの防波堤として引き続き頑張ってもらいたい」などとデモ参加者は語っていたそうです。
旧安倍派を中心とする自民党右派は、国民を自由に操りたくて、国民主権や基本的人権を守る憲法が邪魔で、何とか憲法を改悪したいと機会を狙っているので、デモ隊の人の気持ち分からないでもありませんが、しかし、石破さんも、原発回帰、防衛費増額などなど、やはり信頼できません。
この先誰が首相になろうとも、国民の監視が重要になってくるのは間違いありません。
今までのように、国民が日本の平和や人権抑圧に無関心でいたら、日本は坂を転がり落ちるように戦前のような軍国主義、人権抑圧国家に戻ってしまうでしょう。
既に日本のマスコミの自由度は世界的に見て100位以下ですし、男女格差のランクも然り。
日本の民主主義は崖っぷちなのです。
長崎で被爆され、ご両親と3人の弟さんを無くされ、「わたくし96歳#戦争反対」と言うご本をお書きになった森田富美子さんの「これだけは言いたい」ことは
「原爆を落としたアメリカより、戦争を始めた日本政府が憎い」
この言葉は、今の日本国民への警鐘に他なりません。
重く受け止めて、手遅れにならないうちに、子や孫のために、今、自分のできることをしていかなければと強く思いました。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿