裏金問題、統一教会問題を始め、日本の今後を占う総選挙が終わりました。
新聞では『自民惨敗』の大見出しが踊っていますが、正直、国民の自公政治に対する怒りや不信はこの程度なのかとがっかりです。
自公のこの程度の後退では、日本が今抱えている諸問題の解決は難しいでしょう。
裏金問題で離党した候補が18人も当選していますし、野党と言えど、自民党の政策に近い国民民主が28、自民党より右寄りかもしれない維新や参政党の議席が合わせて41、合計69議席もあります。
野党第一党の立憲民主党が増えたとはいえ、党首は自民党とあまり差のない考え方をしているように見え、右左に揺れやすい立憲民主党の左を支える勢力、共産党や社民党の議席は増えず、わずかにれいわが増えただけで、この先、どれだけ野党の力を集めて、腐敗政治を続けてきた勢力に立ち向かっていけるのか、大いに疑問です。
統一教会の問題、裏金問題、不平等な日米地位協定の問題、そして日本の地下水や河川を汚染しているPFASの問題、今後も巨額の税金を投じる普天間基地移設の問題、軍事費増強が示す日本の軍拡競争参加問題、個人消費の伸び悩み、物価上昇など日本経済の問題、少子化問題等など、ちょっと考えただけでも何とかしなければならない問題が山積ですが、これらの問題を引き起こした政党、そしてその解決策を示さず放置してきた政党が主としてこれからも引き続き日本の政治を行っていくのです。
日本が良くなる希望が持てません。
更なる理由は、今回の選挙の投票率が53.85%で、戦後3番目に低い投票率だそうで、政治に無関心なのか、少なくとも政治に参加しない事を選んだ国民が約47%もいることです。
国民が政治に目を向けない国の為政者はこれからもやりたい放題でしょう。
気付いた時には行動や言論の自由がなくなっていて、あの国のようになっていたなんてことがなければ幸いですが。
とりあえずは立憲民主党とれいわ、共産、社民に小さな希望を見ていくしかなさそうです。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿