安寿の小径

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日本の将来を占う

2021年5月12日の朝日新聞朝刊には、心配な見出しが並びました。

『鉄道客 手荷物検査可能に』『デジタル法案今日成立』『国民投票法案、衆議院通過』

どの法案にも政府は、国民生活の安全のためとか利便性のためとか、口当たりのいいことばかりを並べますが、本音は国民を監視するため、管理しやすくするため、自分たちに都合の良い方へ国民を誘導するためです。

 

デジタル化を巡っては、すでにワクチン接種のデジタル化で地方自治体や医療関係者から不満の声が上がっています。

菅さんは何が何でも自分の在任中に悪評高いデジタル庁を発足させるため、ただでさえコロナ対応で必死な自治体や医療機関に、現場の人間の働きやすさを無視してこのシステムを押し付けているのです。このシステム化がどれだけワクチン接種の足を引っ張っていることか。

 

菅政権は一事が万事、現場無視、実情無視で自分のやりたいことをゴリ押しする反民主主義的体質の政権です。やっと支持率が下がったとはいえ、まだ33%もあるのかと驚きます。

 

本当に国民無視のこの国は、この先どうなるのか、心配なので、1986年から2003年、2004年から2023年までと、2024年から2043年までの、各20年毎の周期で日本の国運を占ってみました。

どの星にもいい意味と悪い意味があり、どちらに進むかは国民の想念にかかっています。

まず過去を振り返ってみましょう。

 

1986年から2003年までは七赤金星の周期で、この星には合理的 円熟 退廃、活発な経済活動 消費経済 遊興娯楽などのキーワードがあり、経済活動は盛んですが、時間がたつにつれてお金が無くなっていくという暗示があります。

個人の運勢で言えば、財運が上がり、それに浮かれて遊んだり浪費して最後はお金が足りなくなるという運勢です。

 

1986年ころからバブル経済が始まって、庶民大衆の星も明るい場所にいたので、当時は、『一億みな中流』と言われたくらい景気が良かった時代ですが、1991年でしたか、バブルがはじけてそれから不景気が始まりました。 

 

2004年から2023年まで、日本は八白土星の周期に入り、変化・変革の時代で、今まで続いてきたことが緩やかに変化していく時代です。

この時代を暗示する言葉として、保守的排他的 ナショナリズム 整理 新旧交代 改革 蓄財 強欲 停滞 障害 停止があります。

この時代の大きな改革、変化は、日進月歩のIT化、一般人には何といっても携帯電話の普及でしょう。

 

長引く経済の停滞、つまり不況のせいで、倒産しないと言われていた銀行や証券会社などの金融関係、上場企業 老舗企業の相次ぐ倒産。

リーマンショックと言われる経済活動の障害。東日本大震災。福島の原発事故。自然災害の多発。そして現在は新型コロナウィルスの蔓延。

 

政治で言えば、2012年第二次安倍内閣になってからの目に余る自民党の腐敗ぶり。

収賄議員の続出。巨額の資金が動いた選挙違反、モリ・カケ問題、「桜を見る会」など政治の私物化。それらはほとんど、うやむやにもみ消されようとしています。

八白土星の強欲というキーワード、強欲な政官民の癒着で『国際競争力を増すため』という大義名分で利益を世の中に還元せず、内部留保を過去最大にため込んでいる大企業。

八白土星の時代は権力者や力のある企業が保守的、利己的になり、庶民大衆から吸い上げることしか考えず、貧富の格差が広がりました。

民主主義で言えば、停滞よりも明らかに後退で、自分たちの権利や生活を守るためにも、本当に今年の総選挙が重要になってきます。

 

それではこの先20年、2024年から2048年まではどんな時代になるのでしょうか?

九紫火星の時代に入り、やっと物質一辺倒の時代から心の時代に入ります。

九紫火星のキーワードは 心眼 知恵 教育 華麗 燃焼 離合 表面化 宗教 

また、燃焼、火、太陽というキーワードもありますので、国民が原発を望まないのであれば、新たなエネルギーの開発や発見も大いに期待できます。

国民が知恵をつけていきますので、政治家は悪いことがしずらくなるでしょう。

 

物質や経済は徐々に衰退の方向へ向かいますが、人々の意識も、大量生産大量消費ではなくなって、一人一人が物よりも、心の豊かさを重視し、人生を楽しむ事に価値を見出していく時代になりますから、心配ご無用です。

もうすでに、若い人たちの中には、そういう生活スタイルを選択している人たちが増えています。

文化が成熟するとでもいうのでしょうか。

そういう時代なので、文化や芸術、学問、研究が開花していきます。

2015年 国連サミットで全会一致で採択されたSDGs(エス・ディー・ジーズ)持続可能で、2030年までにより良い世界を目指す国際目標というのが今、日本でも世界でも若い人たちの間で注目されてきています。これも九紫火星の時代に入る兆候でしょうか。

 

ペストの流行の後にルネッサンス文化が花開いたように、コロナの後にはどんな文化が花開くのか、楽しみです。

心豊かな世の中を招来するためにも、いま、強欲の悪の芽は摘み取っておかなければなりませんね。

今年を転機の年にしていきましょう。

 

 

                   北千住のスピリチュアルな占い師   安 寿