安寿の小径

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響け!安保法制廃止の声

国民の約80%がまだ採決すべきでないと考えているのを押し切って、酷いやり方で安保法案が成立してしまいました。


一番心を痛めているのは、自衛隊員とそのご家族かもしれません。
自衛隊は軍隊ではないので、敵対する国や組織に属する人を殺した場合、国際法規上では一般市民である個人が殺人をしたのと同じになってしまうのだそうです。
また、軍人ではないので、敵につかまっても捕虜としての国際法規上の保護は適用されず、一市民、一個人が捕まったのと同じ扱いになるのだそうです。
そのあたり、確かに今回、政府からの説明はありませんでしたよね。
どうなるのか、心配ですよ。
やっぱり憲法9条を変えて、自衛隊を軍隊にしなければいけないという方向に流れていくのじゃないでしょうか?


安倍総理の今年の運勢は、協調性を欠き、一人突っ走ると穴に落ちるという運勢で、特に9月は古い問題が悪い形で再燃し始めるという暗示が有ります。
しかも総理は月の天中殺。積極的に出れば出るほど結果が上手くいかなくなるという暗示が有ります。
安倍総理自身にその時の言動の結果が出るのは当然ですが、彼が一国の宰相であるため、彼の率いる国家、国民にもその結果が回ってきます。
また戦前のような軍国主義国家に逆戻りしてしまうのでしょうか?


国民の不安の声など聴く耳持たず、何が何でもアメリカと約束した期日までに法案を成立させようとゴリ押しした総理の姿勢に独裁者を見る思いがします。


安倍総理は「徴兵制は絶対にない」と言い切っていますが、自衛隊に志願する人が少なくなれば当然徴兵制の導入をせざるを得なくなるでしょう。
そして労働者派遣法の改悪でいつまでたっても不安定な雇用、不安定な収入から抜けられない若者たちが経済的な理由で、自衛隊に志願するようにもなるでしょうね。
戦前の貧しい農家の次男三男たちのように。


来年再来年と、安倍総理は天中殺に入り、また波乱が予想されます。
天中殺の時には、積極的に行動すればするほど、結果が裏目に出るという事になっているからです。
しかも来年再来年その次の年と山を象徴する星に三年続きで凶神が付きます。
日本とは限りませんが、山崩れや噴火など、自然災害が心配です。
その次の年、つまり4年後は金融の星に凶神が付きますから、災害に見舞われた国は、財政的にかなり厳しくなるでしょう。


福島の原発事故の後始末もついていませんし、今年も大規模な洪水や噴火など、自然災害があちこちで起こっていて、これからその災害地域復旧の為に、大きな出費を覚悟しなければなりません。
その上安倍政権は個人ナンバーカードの導入を急いでいます。
その導入に際しても、かなりな財政的負担が懸念されています。


国の財政が苦しいからと、老人の年金を削り、福祉予算を削り、消費税を上げようとしているのに、欠陥ヘリ、オスプレイを相場の2倍の値段で購入したり、日本の財政危機を考えていないかのような高額の費用をかけて国立競技場を建設しようとしたり、その上自衛隊を海外に派遣したら、どれだけ費用が掛かるのか、本気で国家の経済や国民生活の安全安心を考えているのかしらと首をかしげたくなります。


小選挙区制のカラクリがあったとはいえ、この国民無視の安倍政権を成立させてしまったのは私たち国民です。
国民無視の暴挙を繰り返しても、日本国民はすぐ忘れ、選挙をすれば自民党が大勝ちするのだと自民党の皆さんも公明党の皆さんも思っているのでしょうね?
安倍総理には1日も早く退陣していただきたいと願っていますが、残念ながら、総理の支持率はまだ40パーセント近くもあるのだそうです。


この調子で来年の参議院選挙でまた自民党が圧勝してしまったら、私の懸念は現実のものとなってしまうでしょう。
本当に日本は民主主義的にも経済的にも危機的状況にあるのです。


しかし今度の事で、危機を感じた多くの国民が立ち上がったことに心が熱くなりました。
炎天下や寒い雨の日、多くの市民が国会前を取り囲んでいました。
特に高校生や大学生、若いママさんたちなど、労働組合政治団体だけではなく、一般市民の間に運動が広がっていったことに驚いています。
インターネットの力ですね。


安保法案は通ってしまいましたけど、まだまだ廃止を訴える人々の勢いは衰えず、日本各地で安保法制廃止の運動が続けられています。
憲法学者の皆さんも違憲の法廷闘争を考えているようですし、政治の方でも、共産党が安保法制廃止のための選挙協力を他党に呼びかけています。


諦めず、粘り強く、自分のできる事で、私も闘っていきたいと思います。
安保法制廃止になるまで頑張るぞ!!




              北千住のスピリチュアルな占い師  安 寿