安寿の小径

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父方の因縁

父方の因縁は女系の因縁より軽く、一代か二代で終わります。因縁を自覚することによって、ある程度コントロールできるので、因縁と言うよりも『障り』つまり、障害と考える考え方もあります。


父方の因縁は、父方のご先祖様の徳分の不足によって生じます。
世間の信頼を裏切るようなことをしたり、他家から嫁いできた嫁を不幸にしたり、理不尽な理由で離別して、嫁の実家の信頼を裏切るようなことが原因だとされています。


父方の因縁の悪さは、因縁を持つ人と長女や嫁との関係に表れたり、自身や子供たちの結婚に表れます。


因縁を持つ人自身の恋愛や結婚運が不安定になり、恋愛は長続きせず、なかなか結婚できないとか、やっと結婚しても初婚は破れるとされています。


何とか結婚して子供を産んでも、長女の子育てに苦労し、息子には嫁が来ず、やっと来てもそのお嫁さんとそりが合わず、娘たちもなかなか結婚できない傾向があります。


父方の因縁を避けるためには、まず、人の信用や信頼を裏切らないように、信用第一に誠実に生きることです。


初婚で破れやすいなら、バツイチの人と結婚するか、人を見る目や忍耐力、分別のついたころの結婚、つまり晩婚が宜しいようです。


お嫁さんを大切にし、自分の考え方や価値観で相手を批判しないように努力することです。


私は、女系の因縁は宿命の中に持っていないのですが、女ばかりの末っ子として生まれたので、現実として、陰の気のきわめて強い、女系因縁的な家に生まれ、しかも、父方の因縁も持っています。


父は真面目すぎるほど真面目でしたが、祖父は、商売でひと財産作り、明治、大正時代の事ですから、女性の事で祖母を悲しませたのかもしれません。


若い頃の私を振り返ってみると、極めて自己中心的で、世間常識にとらわれず、世間の目を気にしないと言えば聞こえがいいのですが、人の気持ちを忖度もせず、思ったことを言って人を傷つけたり、常識はずれで、傍若無人でした。
そのような未熟な魂だったからこそ、魂を成熟させるためにこのような家系因縁を引き継いで生まれて来たのでしょう。


そんなこととも知らず、若い頃の私は人間関係もうまくいかず、仕事も結婚も不安定で、自分自身に問題があったのに、それにも気づかず、どうして自分はこんなに苦労ばかりするのだろうと、運命を呪っておりました。
しかし、その苦しみがあったればこそ、占いやスピリチュアリズムと出会ったのです。
そして、不幸の原因はすべて自分にあると気づきました。


そう気づいただけでも、すごく救われる思いがしたものです。
自分を変えれば、幸せになれるのですから。


あれから二十余年スピリチュアリズムについての勉強を重ね、できる限り実践していく中で、少しずつほんの少しずつ、私の人生は変わってきました。
今でもまだまだ未熟な私ですが、死ぬことや人生の試練を恐れなくなり、かなり不安から解放され、幸せを感じる事の方が多い毎日を送っております。


家系の因縁とは、つまり、その家系に生まれたその人自身の克服すべき課題であり、意味なく人を苦しめるものではないという事をご理解いただければ幸いです。



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