私は自分の占いの仕事を、心のマッサージだと思っています。
試練と立ち向かう時、人は視野が狭くなり、不安と緊張で心がコチコチに固まってしまうのです。
それを徐々に解きほぐし、気持ちが軽くなっていただければ、マッサージ成功です。
人の筋肉には生まれつき柔らかい人もいれば固い人もいるように、また、コリ始めてからの時間が経てば経つほど、コリがひどくなるように、心のコリ方も人さまざまです。
お客様の抱えている問題にもよりますが、来年の状況がどうなっているのかご説明するだけで、気持ちが軽くなる方もいらっしゃいます。
お客様のお話を聞きながら、どこが凝りの根本原因なのかを探ります。
そしていろいろな角度からそのコリが解れるように働きかけます。
特に、スピリチュアルな観点からの問題の見方、考え方をご説明すると、すごく効き目があります。
まさに『目から鱗』が落ちたように、納得されるお客様が多いです。
神の真理は絶大な力がありますね。
酷いコリでも１時間くらいかければ、大体の方のコリは解れます。
しかしごくたまに、コリが解れない方もいらっしゃいます。
マッサージの先生が、『固くて指が入らない』とよく言いますが、心のコリがひどい場合、あの言葉、この言葉がお客様の心に届かないのでしょう。
占い師との相性や信頼関係も、治療効果に影響があるのかもしれません。
とても残念ですが、治療をあきらめて、うまくいかなかった理由を探り、次に生かす努力あるのみです。
最初にいらしたとき固く暗かったお客様のお顔の表情が、コリが少しずつ解れていくにつれ、だんだん明るくなり、お帰りになる時はすっかり明るくなっていらっしゃるのを見る時が、一番幸せです。
占い師冥利に尽きるという感じですね。
状況をよく話してくださるお客様の方がこちらとしては問題を探りやすいのですが、占い師になりたての頃、『黙って座ればぴたりと当たる』という言葉を信じたお客様がいらして、ニコニコ笑ったまま何も答えて下さらなかった時には困りました。
東洋の占いでは、その人の生まれた日から宿命の星を探し、その星の組み合わせや動きからいろいろ必要なことを読み取るのですが、同じ生年月日の人は世の中数知れずいるのです。
その人が現在どのような状況にいて、何について悩んでいるのかをつかまないと、星の持つ様々な意味から正しい答を引き出せず、当たり障りのない、一般的な事しか言えなくなります。
例えば、結婚しているかしていないか、子供がいるかいないか、長男に生まれたのか末っ子なのかという様な事でも、星の輝く側面が違ってきます。
宿命から外れた生き方をすることによって、苦しみが生まれるのですが、どう外れているのか分からないと、苦しみの種類も、その解決法も正しくは読めません。
自由に生きる宿命なのに、縛られた生き方をしていれば苦しいでしょう。
勤め人の星を持っていないのに、サラリーマンで生きるのも辛いでしょう。
サラリーマンとして生きなければならないのなら、せめてどんな仕事なら、生きやすいのか、考えることができます。
情報の少ないお客様に向き合った時、助けになるのが、易やタロットです。
生年月日がわからなくても、情報が少なくても、質問さえ的を絞れば、答えは示されます。
新米の占い師、エイヤッとカードを並べて、何とか当たらずとも遠からず的な答えを出して、難を免れました。
今は懐かしい思い出です。
霊能者なら黙っていてもいいのでしょうが、普通の占い師さんの時は、できるだけ状況をお話ししてください。「それは当たっていない」と言ってもいいのです。その方がより正しい答えを見付けやすくなるでしょうから。
お客様と出会う事もご縁です。
またお互いの学びでもあります。
いつも強く感じるのは、どのお客様も、皆、ご自分の抱えている問題の答えをちゃんと持っていらっしゃるという事です。
心の底に、ちゃんと答えを隠しているのです。
それに気付くようにお手伝いをするのが私の仕事です。
だから本当は占い師は必要ないのです。
波立つ感情を静めて、じっと自分の心の中を覗き込めば、その答えが見つかるはずですから。
守護霊様たちも、たくさんメッセージを送っています。
守護霊様たちのメッセージは、まるで自分が思いついたかのような感じで、ある時閃くのです。
ある問題について悩んで悩んで、もうどうとでもなれ！と執着を捨てた途端に閃いたりするのです。
誰でもが霊的な存在であり、霊感、直観を持っています。
それを日ごろから大切に、それらの方向へ、常に心のアンテナを向けていることが大切です。
それでも迷った時は、ぜひ安寿の小部屋にお出で下さい。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿
