安寿の小径

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2013年を占う  後編

半月以上続いていた目の痛みもやっと治まってきた。
長らくお待たせした『2013年を占う』の後編、政治経済について占おうと思う。


2013年が天災や流行病が多い年であると前回ご紹介したが、政治や経済の面でも大変厳しい年回りとなりそうである。
なぜなら、国家、政府や大企業を象徴する星、内需、公共事業を象徴する星に凶神が付くからだ。
その上、国の財産の貯蔵庫に凶神が居座るのだ。


つまりどういう事かというと、
① 世界的に見て、各国のナショナリズムが強まり、国と国との争いが増える。
② 大企業の経営も苦しく、まさかと思うような企業の倒産なども起こりうる。
③ 公共事業も過去における様々な問題が再燃して、期待するほど伸びない。
④ 国家の財産は減る。


① に関しては、すでに北朝鮮が核実験を強行した。
これが悪い方向に行かなければよいがと祈るばかりだ。
② に関しては、今の所その兆候はない。むしろ景気は少しずつ上向いているかような報道がなされているが、7月から先の世界経済の動向が気にかかる。
③ に関しては、安倍首相が公共事業に力を入れると言ってるので、ある程度活性化するのかもしれないが、公共事業は所得分配機能が低い(つまり儲かるのはゼネコンなど一部に偏る)との見方もあるので、景気回復にどれだけ役立つのか疑問。
失敗すれば、景気回復にはならず、国の借金だけが膨れ上がる危険もはらんでいる。
  つまりそれが④にもなるわけだ。
そこに自然災害などが重なれば、国は財政危機に陥る。

投機や投資も先行きが見えないため、活発にはなりにくい。


歴史は直線で進むのではなく、らせん状に進むと言われている。
過去の同じ状況より政治や経済、文化は歴史が進むにつれて上昇するが、過去と同じような道を通りながら進歩発展していくのだと言われている。
東洋占星術でも、九つの星がらせん状に進んでいく。
そして、前編で、今の時代の星が、幕末から明治にかけてと重なるのだと書いたが、今年はちょうど1883年、天保の大飢饉の本格的な始まりの年となっているのだ。
二年続きの不作に耐えられなくなった農民の一揆や打ちこわしが、日本の各地で起こり始めた年だ。
天保の大飢饉は、1882年、壬辰年の天候不順の不作に始まり、深刻な被害が日本全国に広がった1883年から約6年続いたと言われている。
私たち庶民も、これから6年間、何らかの経済的な大変さを経験するかもしれない。


一揆の起きた江戸時代より、180年後の私たちはずっと進歩して豊かになっている。
民衆に対する露骨な搾取は出来ない時代だ。
しかしそれでも、生活保護費をカットしたり、ただでさえ少ない一般人の年金をカットしたり、医療費を上げたり、弱い者、一般民衆から真っ先に奪うという権力者の性質は変わらない。


政治的にも不安定になり、国民の暮らしは見通しが立たず、庶民には極めて厳しい状況になりそうだ。
経済は、年末に進むほど厳しくなってゆくだろう。


安倍さんの経済戦略『アベノミクス』にとってはまさに逆風だ。
景気は回復してほしいが、成功する確率は極めて厳しいと言わざるを得ない。


なんだか暗い話ばかりになってしまったが、最後にシルバー・バーチの霊訓をお伝えして、
皆さんに勇気を持っていただこうと思う。
(*シルバー・バーチとは、世界的な反骨ジャーナリスト ハンネン・スワッハー氏が毎週一回開いていた交霊会に、心霊ジャーナリストのモーリス・バーバネル氏を霊媒として降霊し、1920年ごろから約60年間、霊的な真理を語り続けてくれた古代霊である)


『夜明けの光が見えつつあります。あなた方が物的状況から予想するよりはるかに急速な足取りで近づきつつあります。今まさに地上世界は運命の岐路に立っております。私が心をこめ最大級の確信をもって申し上げたいことは、その新しい世界はすでに根づいているということです。これからの問題ではなく、すでに誕生しております。産みの痛みとうめきの中から生まれて、すでに地上各地に広がりつつあります。世界中に一様にというわけにはいきません。それは有り得ないことです。が、確かに根づいております。−中略−
無秩序、暗黒、混乱がいかに支配しても、あるいは真面目な学徒による思想上の対立がいかに喧しくても、あるいは圧力と権力と豪華さを振りかざして既得権を死守せんとしても、すでに大勢は決しております。新しい世界は始まっているのです』
(『シルバー・バーチの霊訓』第二巻より 潮文社)


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