安寿の小径

北千住のスピリチュアルな占い師 安寿のブログ http://anju.cho88.com/

春が来た

やっと春めいた今日、4月1日、鑑定所の近くに、東京電機大学がオープンした。


何が嬉しいって、キャンパスにたくさん木が植えられていること。
緑の少ないこの千住地区にはとっても貴重な緑だし、キャンパスはオープンで、一般の人も通行できるので、なおさら嬉しい。


植えられた木々はまだ細く弱々しい。
木陰を楽しめるようになるには数年かかかるだろう。


それでもワクワクしちゃうのは、それだけこの北千住界隈には緑や公園が少ないってこと。


交通の便はいいし、買い物も便利だし、老人医療も充実しているし、下町なので人の目が多く、防犯上も安全だし、老人にはとっても住みよいのだけれど、緑が少ないのが残念だった。そのことをずっとさびしく思っていたから、今年の春は本当に嬉しい。


ありていに言えば、木の数はそれほど多くもないのだけれど、それでもこの界隈にさわやかな風が吹き始めたような気がする。


占いで言っても、木は風を意味する。木が揺れることで風を知るからだそうだ。


風も無く、すごく蒸し暑い日、藤棚の下に腰を下ろしたら、不思議な事にそこだけかすかに風が吹いていたっけ。
木は、確かに風を呼び込むんだよ。


スピリチュアル的に言えば、植物は優しくて人を癒す力が強い。
だから木が一本でも増えることは喜ばしいことだ。


木が少ないと言ったけれど、実は鑑定所のすぐ近くに、荒川の土手まで続くきれいな桜並木がある。
今日の暖かさで、桜がちらほら咲き始めた。
今週末あたりはお花見が楽しめそうだ。


今年は寒さがなかなか遠のかなかったが、それでも桜は寒さのなかでも春の準備を始めていたんだね。文句も言わず。
じぃーっと、開花の時を待っていたんだね。忍耐強く。


ぁぁ私も、少し、彼らの従順さ、忍耐強さに学ばなければいけない。


私の、自分自身を表す日干の五行は木性だ。
木、火、土、金、水の五行の中で唯一生命がある。


だから自分自身が木性の人は、人を癒すというお役目を持っている。


美しい花を咲かせたり、良い香りを漂わせたり、木陰の下で人を憩わせたり、薪になって人の生活に役立ったり、人それぞれのやり方でお役にたてばよい。


切り倒され、薪になって、己を燃焼し尽すほど、人のお役立てたら、こんな素晴らしい一生はないと憧れるけれど、わがままで自由気ままな私に、果たして可能だろうか?


まあ、人の一生は、棺桶のふたを閉じるまでどうなるか分からない。


美しい花を咲かせるのは無理だとしても、切株になって、疲れた旅人を憩わせるくらいはしたいと思っているのだが…。


         北千住のスピリチュアルな占い師    安 寿