今日は東京地方で、35度を超える猛暑。
台東区のリバーサイドスポーツセンターで体育祭をしていた高校生たちが、16人も熱中症にかかって、救急車で運ばれたというニュースを聞いた。
その炎天下の午後2時前、そこから少し離れた隅田川沿いのテラスでは、路上生活をしている人たちが、酷暑に耐え、行列を作っていた。
私たち山友会のボランティアが配るパンをもらう為だ。
暑さのせいか、いつもより並ぶ人は少なめだったとはいえ、260人を超える人たちが、日差しを遮るもののない炎天下で、先頭の人で1時間以上も、一袋のパンをもらう為に並んでいるのだ。
配る方も、もらう方も汗だくだ。彼らに人気のチョコレートパンのチョコレートもベトベトに溶けてしまう。
隅田公園の木陰など、もっと涼しいところで活動したいのはやまやまだが、路上生活の人が大勢集まるとなると、公園を利用する一般の人たちから苦情が来るのだという。
だから、花見の時期や、花火の時期は、2週間くらい活動ができず、休みになる。
あの暑さの中、1時間も並んでいる彼らの事を考えると、切ない。
何かいい方法はないのだろうか…。
暑さのせいではなく、自分の無力さに、少しへこんだ日だった。
北千住のスピリチュアルな占い師 安 寿