先日、道を歩いていたら、突然眼がかゆくなって、痛くは無いが、異物が入ったみたいにゴロゴロする。結膜炎か花粉症かと思って眼科を受診した。
久しぶりなので、ついでに眼圧を計ってもらうことにした。
看護婦さんに「大きくを目開けてください」と言われたので、素直で真面目な私は言われたとおり、精一杯目を見開いた。
なのに看護婦さんは、どうしたことか、指で私のまぶたを軽く押し上げ、パフッと空気を押し出した。
「えぇ〜〜!なんでよう。見開いてたジャン。開き方、足りなかったわけ?」
今までそんなこと一回も無かったのに、まぶたが上がりきらなかったのだろうかと、軽いショックを覚えた。
次は診察室。
「眼がかゆいんです。花粉アレルギーかも…」という私に、中年の男の先生は
「そんなシャレた病気じゃないよ。加齢による、ドライアイ。年取るとさ、お肌だって水分なくなって、カサカサすんでしょ。眼も同じよ。年をとって水分なくなって、カサカサしてきたから、かゆくなったわけ。目薬上げるから、差してみて」とのたまった。
「ったく!下町の医者は口が悪いんだから!!」と、思わずショックを怒りに変えて、心の内で医者にぶつけてしまっていた。
スピリチュアルに生きようとする者としては、これしきのことで、心を乱したりして…。その上何の関係もないお医者様に苛立ちをぶつけたりして、ちょっと修行が足りないんじゃない?わたし…。現実を受け入れなければ…。
顔面の筋肉体操でもやるか…、トホホ…。
気持ちはまだまだ花の十八なのに、肉体は確実に老いてきていると認めざるを得ない一日であった。