生年月日で占うというと、同じ生年月日の人は同じ運命になるのかという質問をよく受けるが、答えは「ノー」だ。
宿命の星が同じだと、確かに性格的には似てくるが、遺伝子が違うから、才能は違ってくる。宿命にあった遺伝子をもらえばラッキーだ。
また環境が違えば、もっている星のどれが輝き、どれが引っ込んでしまうかも変ってくる。
たとえば、親元を早く離れたほうが伸びる運なのに、跡継ぎに生まれてしまった場合、苦労が多くなる。しかしその分学びも多くなるのだから、頑張れば、魂を向上させるチャンスに恵まれると言うわけだ。
スピリチュアル的にはカルマ(宿業因縁)をたくさんお返しできるので、そのためにわざとそういう環境で生まれてくるのだろう。
カルマが違えば、一人ひとりこの世での学びも違う。同じ生年月日でも、この世での学びは十人十色だ。
同じ生年月日でも、男女では十年毎の運勢の流れは逆回りになる。これだけでも大変な違いだ。活躍時期が違ってくる。女だったらよかったのにとか男だったらよかったのにとかいうことになる。
双子の場合も、各自の選択によって違ってくる。
結婚した時期や相手、子供を生んだ時期や子供自身との関係によっても運勢は変る。
だから同じ生年月日の双子でも、違う人生を歩むことになり、一つとして同じ人生は無いということになる。
先日亡くなった中川昭一さんと同じ生年月日の方は世界中にゴマンといるだろうけど、みんながみんな、同じ時亡くなるわけではない。
スピリチュアル的にいえば、寿命は生まれる前に、自分で決めてくるらしいが、自分で縮めてしまう場合も多いと言う。
中川昭一さんと同じ生年月日の方、心配しないでください。
今年が悪い年というわけではありませんから。
特に中川さんが亡くなった月は、今までの努力がまとまり、人によっては大きな成果が得られる月でもあった。
しかしこういう時は、悪くでると、例えば、今までの悪い食習慣が、病気という結果をもたらしたりもする。
中川さんと同じ生年月日の人は、今年は注意の必要な年ではあるが、過去から脱却し、大きく前進できる年回りでもあるのだ。
波乱はあるが、変化改革の年なのだから、大いに頑張って欲しい。
中川さん、10月に海外旅行をする予定だったそうだが、彼にはピッタリの気分転換法だ。元気だったら、旅行の後、張り切って自民党再建のためにいろいろなアイディアを出して大きく貢献できたかもしれない。
中川さんの運勢を急降下させた8月30日の『モ〜ロ〜会見』。確かにこの日は凶神が回っていた。
しかし、凶神が回ったらみんな運勢が急降下するのかと言ったら、そんなことは無い。
凶神のときは、日ごろのその人の欠点が強く現れやすく、自分から災いを呼び込みやすくなる。
もちろん、他動的に及ぶ災難と言うものも否定できないが、それよりも、自ら招く事を注意すべきだ。
自分の欠点を自覚して、常日頃から注意していれば、凶神が回ったとて怖くは無い。事実、同じ生年月日の人がみんな8月30日に失敗しているわけではないだろう。
何も無かった人もいたと思うし、大難が小難で済んだ人もいるだろう。
運の悪さは運のせいでも人のせいでもない。おのれ自身の日ごろの生き方にあるのだということを、占い好きな方々は特にしっかり自覚していただきたい。
運の悪いときというのは赤信号が出ている時。車にはねられたのは、赤いシグナルのせいではありませんと言うことだ。