今日は皆さんおなじみの十二支について、ざっとご紹介しよう。
子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
十二支に動物を当てることが考え出されたのは、暦を分かりやすくして、一般に広めるためだったといわれている。
だから本来十二支には動物の意味は無いので、イノシシ年生まれだから猪突猛進だとか、丑年生まれはノロマだとかいうのは、東洋運命学的にいえば、なんの根拠も無い。
特に、その人の運勢や性格を決定付けるのは生まれ日なので、生まれ年だけで性格や運勢を云々するのは不十分。
東洋運命学では十干を、宇宙を含む大自然の天の気を表すものと考える。それに対し十二支は人間が生活するこの地上世界、現実をあらわすと考える。
そして十二支は季節の移り変わり、時間の通過する場所を示すと同時に方位も表す。
「丑寅の方角」という言葉を聞いたことがおありだろうか?
ウシトラの方位とは東北、つまり「鬼門」の方位である。
時間は年月日の他に一日の時間も十二支で表していた。
月は、1月から12月まで十二支が決まっている。
1月は丑月 2月は寅月 3月は卯月 4月は辰月 5月は巳月 6月は午月
7月は未月 8月は申月 9月は酉月 10月は戌月 11月は亥月 12月は子月
ただし東洋運命学では、年や月が変るのは『節入り日』といって旧暦の一日(ついたち)である。今日は10月だが、10月の節入り日は8日なので、今日(10月4日)生まれた人は、運命学ではまだ9月の酉月生まれとなる。
「節分」は季節の分かれ目のことで、立春、立夏、立秋、立冬の各前日、年4回あるのだが、今では年の変わり目の立春の前日、二月の節入り日の前日のことだけをさすようになった。
立春が旧暦の元旦だから、節分は大晦日というわけだ。だから鬼を払って、新しい年を迎えるために豆まきをするのだろう。
だから運命学的にいえば、節分までに生まれた人はその前年生まれと同じということになる。
たとえば、平成21年の立春は2月4日だから、平成21年1月に生まれた人と、2月3日までに生まれた人は平成20年の人と同じ、子年で、2月生まれも1月生まれと同じ丑月生まれになる。
ここがちょっと間違えやすいので、注意。
北千住の占い師 安寿