安寿の小径

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陰陽の始まり

東洋思想を学ぶ時、真っ先に出てくるのが陰陽説。
まず、それからご紹介しよう。


古代中国ではこの世の始まりを次のように考えた。
まずこの世の始まりは一大元気である混沌であり、それが清く明るく軽い『陽』の気である『天』と、濁って暗く、重い『陰』の気である『地』の二つの気に分かれた。
これが陰陽説の始まりだ。

陽と陰は明暗、軽重、動静のように二つの相反するものである。
そしてここからが東洋思想のすばらしいところだが、陰と陽は正反対のものではあるが、元は一つの混沌で、根は一つ、つまり『同根』の間柄である。
だから互いに影響しあい、互いに混ざり合う間柄である。
陰と陽は対立し、ぶつかり合い、混ざり合い、調和し、そして新たなものを生み出してゆくという考え方。

たとえば天と地が交合して、天上では太陽や月や星を生み、地上では五行(木、火、土、金、水)を生み出し、陽である男と陰である女がぶつかり合い混ざり合うことによって新しい命をうみだす。

まるでドイツ哲学の「弁証法」でしょう。中国人は4千年も前にこんな考え方をしてたんだよ。感動しちゃうなぁ。


東洋思想って、現代では軽視されてるけど、本当はすごいんだよ。
もっと知って欲しいな。この次は五行を紹介するね。