5月1日はメーデー。と言っても今の若い人にはわからないだろう。私が若かった頃、国際的な労働者のお祭りの日だった。
会社に入ったら自動的みたいに労働組合に入って、メーデーになったら順番でデモに参加したような気がする。
私もプラカードを持ってデモ行進したことがある。会社も労働組合のそうしたお祭りを認めていて、大企業だけでなく、小さな町工場の人たちも参加していたっけ。
気がついたらメーデーは日曜や祭日に行われるようになっていて、今では話題にもならなくなってしまった。
メーデーの衰退と比例して、労働者の権利はどんどん削られ、今や会社の都合で簡単に首を切られてしまう。
「一億総中流時代」などと浮かれていた頃からメーデーが実態を失って行ったのかもしれない。
私は別に共産主義や社会主義者じゃないけれど、やっぱり立場が弱い者は団結しなきゃ、力の強い者の言いなりになってしまうんじゃないかと思う。
我々じいさんばあさんだって団結しなきゃ。
『無駄に金をばら撒くな!我々団塊の世代が集団で老境に入る前に、安くて良質な養老院をたくさん造れ!』とデモ行進しなきゃ。町中を老人が徘徊するようになっちゃ困るでしょう。
まあ、それも一つのデモンストレーションかもしれないけど。
笑えないわね。